
【試合観戦記】5/15楽天3-7ソフトバンク:荘司5失点炎上「逆に良かった」ぼくが安堵したその理由
楽天ベンチようやく
「ここ数回の登板で、やっぱり1イニングでの複数得点が多いので、急におかしくなって、状態もまだ本来の姿じゃないなっていう風に思うので、次回以降、ちょっと登板のことをいろいろしっかり話し合って考えていかないといけない」
と右のエース候補について総括したのは、今江敏晃監督。
荘司は4/13体調不良で先発を回避。39度発熱で4日ほど寝込み、体重もかなり落ちる事態に襲われた。4/29○E8-6M(ZOZOマリン)で1軍復帰したものの、ここまで本調子ではなかった。
時遅し感もあるが、首脳陣もようやく大卒2年目右腕の2軍調整を考えるに至り、彼の未来を考えたとき、これで良かったのだと思う。
5失点しても、味方が打棒爆発して白星がついたり、白星つかずとも黒星が消えたりしたら、問題は先送りにされるリスクがあった。そうこうするうち、先発の枚数が必要な3週連続6連戦日程の交流戦が始まってしまい、ローテから抜けたくても抜けられない事態にもなっていたはずだ。
のらりくらりと本調子でないまま投げても、それは小手先のこと。得られる経験値は乏しく、パリーグを代表するエースという高い将来像にはなんら寄与しない。
荘司には下でしっかり状態を立て直し、狂ったままのピッチングをぜひ修正し、本来のスケール感ある投球を取り戻してきてほしい。

復帰後は走者有で被打率.417
故障復帰後、被安打17本のうち47.1%に当たる8本が長打と化している。
復帰後は塁上にランナーを置いたときの成績が、24打数10安打、4二塁打、1三塁打、1本塁打、2三振、3四球、1犠打、1犠飛、被OPS1.256、被打率.417で、明らかな球威不足といえる事態が発生していた。
やられかたも前回5/6●B4-2Eと同じ。前回は回を追うごとに真っ直ぐの球速が下落し、5回2死2塁で福田周平にタイムリー三塁打を弾き返されるころには、ストレートは投げにくくなって変化球偏重になり、目慣れしたところ変化球を痛打されてしまった。
今回も・・・(続く)
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