
デビューから2年100登板15勝37ホールド。「エゲツない勝ち運」楽天・渡辺翔太が抱える脆弱性
自主トレ佳境。渡辺は2年連続で松井塾
イーグルス選手の年始自主トレ状況も、いよいよ佳境。
その様子が報道陣に公開され、連日のように僕らへ伝わってくる昨今だが、大卒3年目の渡辺翔太は今、南国・奄美で調整中だ。
全室ガラス張りのオーシャンビューが素晴らしいリゾートホテルに宿をとり、2年連続の松井裕樹塾への参加。
今年はさらなる進化を目指すため、MLB1年目で64登板とフル回転した鷲の元守護神を質問攻めにすると報じられていた。
「握り方でボールの回転を変えたりなど、いろいろ聞いて試したい」と励んでいるようだ。
渡辺といえば、大卒1年目から2年合計ちょうど100登板。
イニングも2年連続50回近く投げた、近年の楽天大卒投手の成功例の1つになろうとしている。

「2年目のジンクス」はなかった?!
37ホールドもさることながら、パテレが「エゲツない勝ち運」と報じたリリーバーなのに通算15勝!
僅差リードの接戦場面、僅差ビハインドの状況でも投入できる、使い勝手の良い投手という印象だ。
パームボールという絶滅危惧の特殊球を所持するのもいい。
被打率、Whiff%(空振り÷スイング)は、1年目.094、37.9%、2年目.194、33.9%と、2年連続で打者を翻弄してきた。
「2年目のジンクス」が心配された昨年だったが、結局ほとんどなかったとも言える活躍ぶりだった。
本人的には「しんどいこと悔しいことの方が多いシーズン」だったと言う。
「淡々と投げていた1年目とは違い、甘いところに投げてはいけない、ホームランを打たれてはいけないという『恐怖心』に打ち勝たなくてはいけないことを学びました」と《誰もが通る2年目ならではの心の葛藤》があったようだが、数字的にはパッと見、よく健闘した!と言える内容だった。
《誰もが通る2年目ならではの心の葛藤》・・・1年目は怖いもの知らずガンガン行こうぜ!でいけたのが、いろいろ経験した2年目は自分の中でいろいろあれこれ過剰に考えてしまう心のありさま。
しかし、この年末年始、スラッガー名鑑のプロフィール寸評を作成するにあたり・・・(続く)
...続きは『Shibakawaの楽天イーグルス観戦記2025』でどうぞ。
楽天イーグルスを周囲よりも“半歩”詳しく知りたいあなたへ──
三木監督再登板、石井GMカムバックで迎える「キ!」の新体制、明大・宗山を5球団今競合で引き当てて、2度目の優勝の道筋も見えてきた?!
オフシーズンも、X(旧Twitter)では書けない踏み込んだコラムを月10回以上オフの間もnoteします! ただいま新規読者さん募集中!今年はこちらで野球をともに楽しみませんか?
《読者さんの声続々!》「観る野球から考える野球へ。過程を検証する姿勢、セオリーを疑うことで見えてくる景色の提示など、野球の奥深さを覗くことができます。こちらを読むようになってから、本棚に野球の関連本が増えました」(東海在住40代男性さん)
★ご登録は下記からどうぞ! あなたのご参加お待ちしてます!
ここから先は
¥ 150
この記事が参加している募集
読者の皆さんにいただいたサポートで、さらなる良い記事作りができるよう、心がけていきます。