【試合感想文】 2/25楽天2-4DeNA: 1試合平均2.44得点と低調の楽天打線の課題点
瀧中3回無失点、古謝3回3失点
強風に冷雨混じりの宜野湾。
あいにくの天候のなか、楽天はDeNAとオープン戦を戦い、2-4で敗戦した。
開幕ローテを争う瀧中瞭太と古謝樹が、今季2度目の実戦登板へ。
両者とも前回2/18日本ハム戦では失点を喫しており、本登板はどこまで修正してきたか?を試される場だった。
結果は29歳技巧派右腕は3回2安打無失点、22歳ドラ1左腕は3回7安打3失点と明暗わかれた。
「つくり方とか勉強になったこともあった。いい経験だったかなと思います」
そう振り返ったのは、今季から抑えを任される則本昂大。
真っ直ぐで押していったところを、長短連打に遭い1失点した。
バットでは小深田大翔が左へ右へと快音を飛ばし、3日連続2安打をマーク。
状態が良いのだろう、球が良く見えているようで、ここまでの実戦でのコンタクト率は96.7%を誇る。(30球中29球)
1軍定着を目指す黒川史陽もレフトオーバーのツーベースなど、2/17阪神戦に続く今季2度目の3安打を記録した。
育成の山田遥楓が必死の先制打を運ぶと(その後の左安で一気に三進した好走塁も素晴らしかった)、2年ぶりの1軍出場を狙う石原彪は思い切りの良いスイングで高めに浮いたストレートを捉えて中前へタイムリーと、一部の選手は良さをみせたが、打線全体では10安打を放ちながら2点のみ、総じて迫力に欠けた。
DeNA投手陣は1軍通算307.1回の経験を持つ先発・平良拳太郎を除けば、二番手以降の深沢鳳介(高卒3年目)、徳山壮磨(大卒3年目)、小園健太(高卒3年目)は3人とも1軍登板なし。そのようなレベルの投手から2点だけとは、さみしい思いがする。
ドラ1古謝、2試合連続の複数失点
「彼にとっては経験ですし、いい球投げるなって再確認できた。少しずつステップアップしてくれればいいかな」
即戦力が期待されるドラ1に対し、試合後そのように総括した今江敏晃監督。
プロ1年目の開幕前というスタートラインにも立ってない段階のため、温情をかけたかたちになったが、開幕ローテ争いという点では厳しい内容になった。
まずコントロールが不安定。
制球が安定せず、打者有利カウントを自ら作ってしまい、自らの首を絞めている。
前回52.5%だったストライク率は今回57.1%まで上昇したが、それでも目安にしたい66%と比べると物足りない数字。前回もボール先行2-0にしてしまう場面が目立ったが、今回も4人に当該カウントを作ってしまい、結果は下記のとおりかんばしくないものになっている。
次にストレートの(制球もだけど)球質・球威不足だ。
前回レイエス2ラン含む長短2安打を浴びたのは、いずれも真っ直ぐだった。
今回はさらに酷い。真っ直ぐで10打数7安打3打点、1犠飛、2四球、心折れるほど弾き返されてしまった。
これで2戦合計のストレート被打率も.563になってしまっている。
前回は・・・(続く)
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