【試合観戦記】 6/30西武1-2楽天:交流戦・6月戦線を牽引したブルペン勢3人が登壇!
ブルペンは今日も無失点リレー
雨がしたたる6月最終日のデーゲーム、楽天は2-1で辛勝。
勝利投手は渡辺で今季4勝目。キャリア通算はやくも12勝目になった。
最近スマホゲーム「荒野行動」にハマっているという2年目の“持ってる右腕”は、この日火消しの役回り。1-1の7回2死3,2塁、先発・藤井がピンチを作って4番・岸を迎えた場面でマウンドへ向かった。
今季2度目の連投になったが、岸を空三振に撃退。
直後、味方がL1-2Eと勝ち越して、勝利投手の権利が発生した。
8回は酒居、9回は則本がゼロで抑え、この日の壇上にはブルペン勢3人が登壇する異例の光景に。
でも、楽天モバイル会員のみなさんはよくわかっている!と感じた。
交流戦を初優勝で飾り、6月を11勝10敗1分と勝ち越せた背景には、投手陣の奮闘があった。
下記表のとおり、1試合平均得点は5月と変わらない。いっぽう、同失点は3・4月4.08→5月4.57→6月3.27と1点以上も削減に成功。投手陣と守備陣の健闘が、6月戦線を牽引したからだ。
渡辺翔太、1軍復帰後は三振率34.8%
渡辺は5/31○S3-5xE(県営あづま)で復帰以降、12.1回・打者46人に16K(三振率34.8%)、5安打1失点とほぼ完璧な内容。
この日は昨年21.2%から今年29.3%に割合を増やしたカットボールで岸を空三振に退けたが、1軍復帰後16Kの内訳はストレート5、カットボール5、パームボール6と、特定の球種に過度に偏ることなく、主要3球種でまんべんなく記録できている。
その渡辺から100ホールド達成時にプラダの白シャツを贈られた酒居は、自身初2年連続20ホールドに到達した。
20ホールドはソフトバンク松本の22に続くリーグ2位につけており、今後のチーム次第だが、最優秀中継ぎ投手のタイトルも射程圏内だ。
本戦は前回から中9日と空きすぎの登板間隔、かつ雨足強まる悪天候のマウンドになった。難条件だったが、5番・おかわりから始まる相手を遊ゴ、二ゴ、三飛と難なく片付けてみせた。
そしてヒーローインタビューではさりげなくの・・・(続く)
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