【試合感想文】 2/23楽天4-14ロッテ:35奪三振35与四死球の「投壊」投手陣
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2発空砲。投打ともに冴えなし・・・
先発・早川隆久が3回3安打無失点に抑えると、島内宏明、村林一輝が2ラン共演の一発攻勢で援護。イーグルスは5回表までE4-1Mと戦いを優位に進めていたが、この直後に事態は急転直下の「投壊」を迎えている。
5回裏に登板した三番手・鈴木翔天が誤算だった。
先頭打者四球から連打攻勢を浴びるなど2失点。1点差に迫られた2死3,1塁で火消しに向かった四番手・吉川雄大も勢いを止められない。タイムリー2本を許してさらに3点を奪われ、この回だけで計5失点を喫しE4-6M、逆転を許してしまう。
きわめつけは8回だった。6人目の宮森智志が3ラン含む2安打5四球の大乱調。楽天ベンチはいてもたってもいられず白タオルを投げ込んだが、後を受けた伊藤茉央も走者一掃打を弾き返されて8回だけで7失点。
2ラン2本で華々しく幕開けした打線も、終わってみれば7安打・ゴロ率60.0%、ゴロアウト17個の大量生産させられてE4-14Mの大敗。
Xにも書いたが、投手陣は実戦7試合60イニングを終えて奪三振と与四球が全く同じ35個というありさま。
今季初実戦だった浅村栄斗は1打席目いきなり種市篤暉にぶつけられ、奥さん・淡輪ゆきさんもSNSで「浅村さんオープン戦で死球もはや定期」と嘆くほど。あさむー開幕前の死球は下記のとおり4年連続に。
課題山積のなか、ひときわ輝いたのは2試合連続でゼロに抑えた育成の清宮虎多朗ぐらいという状況だった。
誤算の鈴木翔天と宮森智志
「去年60試合投げたピッチャーには見えなかった」
試合後に今江敏晃監督から苦言を頂戴した27歳左腕は、今季はまだ2登板を終えたばかりだが、左vs左の結果がイマイチだ。
2/18日本ハム戦では上川畑大悟にピッチャー返しを弾き返されて打球は中前へ。そして本戦では藤原恭大に(相手の仕掛けがなければ6-4-3の併殺コースだったが)左安、藤岡裕大にクリーンヒットの右安、和田康士朗にフルカウント8球勝負の四球と、左打者4人と対戦して全出塁を許す内容なのだ。
球種で気になるのは、真っ直ぐなのだ。
球速も回転数も松井裕樹に準じるほどのポテンシャルを持ち、昨年は持ち球4球種の中で被打率が最も低い.203だった自慢のストレート。鈴木翔最大の武器とも言えるそのファストボールが・・・(続く)
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