「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」の続き

「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない」

この有名な言葉は、アメリカ・シカゴの作家レイモンド・チャンドラーの探偵小説「プレイバック」に登場する私立探偵フィリップ・マーロウのセリフです。

ハードボイルドなマーロウは、ある事件の犯人である女性を容赦なく追い詰めますが、最後にはその心情を察して見逃します。その行為に何故？と聞かれた返しがこのセリフです。

でも、そんなことを平然と言えるハードボイルドなタフガイはこの世に実在しません。

そして、2024年である現代、小説の主要なテーマは、「マイノリティーの生きづらさ」や「社会の不条理の先に見えた小さな真理」に変わってきています。

そこで、この名ゼリフを誠に勝手ながら、現代風にアレンジしてみました。

「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きる資格がない。でも、生きる資格があるかどうかを決めているのは、いつだって『強くて優しくない奴ら』だ」。

おしまい。