【時間のタネを育てる】
今日は『時間のタネを育てる』
についてお伝えしていきます。
時間は人間に対して
均等に与えられています。
権力者だけ特別に
優遇されている
訳ではありません。
「時は金なり」
ということわざがあるように
失った時間は戻ってきません。
時は金なりの意味
時間はお金と同様に貴重なものだから、
決して無駄にしてはいけないという戒め。
故事ことわざ辞典より引用
因みに「Time is money」とは
少々意味合いが異なります。
「Time is money」とは
「機会損失」という意味です。
「機会損失」とは
利益を得る機会があったにもかかわらず
利益を得る事が出来なかった状態の事です。
分かりやすい事例を挙げると
企業で言うところの
商品の在庫切れ状態です。
商品に需要があったのに
在庫切れで販売出来ないと
その需要の分だけ売上を
損失した事になります。
あるいは身近な例で言えば
休日の過ごし方による
1万円の使い方で区別すると
1日中ダラダラ過ごして
1万円を娯楽として浪費する場合。
1日実りある有意義な過ごし方で
1万円を学びや体験に投資する場合。
大きなリターンとなって身に付くのは
どちらかは一目瞭然でしょう。
1万円を娯楽として浪費すると
利益を得られる機会があったにもかかわらず
無駄な事に浪費して逃したことになります。
結果機会、時間共に
二度と戻って来ません。
では時間がたっぷりあれば
何でも出来るかと言えば
そうではありません。
むしろ時間があると勘違いして
「リターンの無い無駄な事をする」
「メリハリをつけずにボォーっと過ごす」
「余計な情報に氣を取られて集中して取り組めない」
etc
本当に重要かつ大切な事に
フォーカスしない状況に
陥ってしまいます。
「忙中閑あり」のように
限られた時間の中でいかに
価値を見出すかです。
「忙中閑あり」とは
どんなに忙しい中にも
わずかな暇はあるものだということ。
故事ことわざ辞典より引用
時間を重宝していく為に
必要な事アプローチは
下記の3つです。
1.環境デザインを整える
2.犠牲にする事を決める
3.寄り道をしない
1.環境デザインを整える
環境デザインとは
行動しやすい状況を前もって
念入りに準備しておく事。
行動出来ない人あるいは
行動しても継続出来ない人の要因が
環境デザインを整えていない事。
まずは無駄な事を引いて(カットして)
トラッシングしていく。
「3つのトラッシング」
①物理的なトラッシング
不要なモノを捨てる(=断捨離)。
身の回りを整理整頓する。
ずっと着ていない服
使っていない小物、書籍
食器、家電製品等を
思い切って処分する。
目標は家の中の3分の1の
モノを捨てるようにする。
②人間関係のトラッシング
リターンのない人間関係は止める。
本当に大切な人間関係に絞る。
連絡先(電話帳やライン)を整理する。
ネガティブ思考の友人・知人は
バッサリ切り捨てる。
③精神的なトラッシング
未完成のことを終わらせる。
未完了のことがあると
意志力が削がれる。
エネルギーを無駄に消耗すると
いつの間にか燃料漏れで
尽き果ててしまう。
完全にやり切るのか
やらないかを決める。
余白を削除する事で
重要な2割(最重要の5%)に
完全に集中出来る。
2.犠牲にする事を決める
何かを得るには何かを犠牲にする。
やりたくない事は考えずに
まず1番やりたい事を考えて
それ以外で犠牲にする事を決める。
何を犠牲にするか考えて
価値観(優先順位)を決めておく。
なぜ、いつ、どうやってを
詳細に決めておく。
人生で大切な場面に遭遇した時に
価値観の優先順位を決めておかないと
決断する事が出来なくなる。
例)こめかみに拳銃を突きつけられて
二者択一を迫られた場合
過酷な状況下になった時に
本質的な価値観が表れる。
最低最悪の状態でこそ試される。
3.寄り道をしない
到着地点を決めて
まっすぐに向かう。
目的地にフォーカスして
最短距離で進んで行く。
目的を明確にしておかないと
軸がブレて脱線し兼ねない。
万が一迷いが生じた場合
3つの質問を自問自答する。
「3つの質問」
①自分は何者だろう?
②自分はどこに向かっているだろう?
③自分は何を得たいのだろう?
今すぐ現実的に小さな
アクションを取るとすれば
「スケジュール管理」です。
時間を無駄に浪費する人の特徴は
どんぶり勘定で行動して
スケジュール管理を殆どしていません。
行き当たりばったりでは
行動前後の計測も出来ず
経過が掴めません。
逆算してから
2週間、1ヵ月単位で
分けて実践していきます。
長期的に計画する事が苦手な場合は
1週間単位でも構いません。
感情&体力コストを想定して
楽しく取り組みます。
『計画には2つのコストを考慮する』参照。
肩の力を抜き
リラックスした状態で
義務感は放棄します。
人生において
何を大切にするかは
人それぞれ異なります。
価値観は年齢と共に
変化していきます。
長期的な視点で時間と
どのように向き合うか
改めて熟考してみても
良いかと思います。
時間のタネを綿密に
育成していきましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
あなたにとって
「時間とは何か」
教えてください。