【立体的に捉えよう】
前回『本質を大切にする』
について力説しました。
もちろん健康に関するノウハウも
随時分かりやすくお伝えしていきます。
そこで大切なことはバラバラに分けて
考えないということです。
つまり、点と点、面と面を繋げていき
立体的構造として球面(楕円)のように
捉えていくことです。
例えば、「ダイエット」で
考察してみましょう。
色々な方法を挑戦してみたが
結局挫折してしまった。
ノウハウは書籍やネットで
調べると膨大な量が出てきます。
自分に合う方法はこれだと思って
必死に取り組むでしょう。
行動しないよりかはマシですが
なぜ結果が出ないのでしょうか?
これはダイエットに限らず
ビジネス、スポーツ、教育等
全てに当てはまることです。
確かに最初は小さく部品から集めて
経験値を積んでいきます。
食欲を抑える食事メニュー
筋力アップトレーニング
睡眠環境を整える等
ありとあらゆるやり方を
試していくでしょう。
実はここで落とし穴に
ハマっているのです。
全体が部分の合計という考え方で
あれこれ付け足していく発想です。
これを「コストワールド」と言います。
1つ1つが全く別個のものとして考え
全体が有機的に繋がった立体的視点が
抜け落ちているのです。
食事、運動、睡眠が一体化する?
そんなことある訳ないじゃん。
不思議に思われるでしょう。
では人の体はどのように
できているでしょうか?
臓器が分離しているでしょうか?
役割はそれぞれ異なりますが
一連の動きで繋がっていますよね。
ご飯を食べて、運動し、休養を取る。
行動そのものは違えど生活の中では
一貫しています。
そう考えるとダイエットがどうすれば
無理なく集中してできるか分かってきます。
ダイエットの目的は何か。
出口(目標)から入口(手法)と
それを繋げる通路(媒介物)を考え
自分にとってどこがボトルネックで
どれを強化していけば良いのか。
全体から大きく捉えて観察すると
盲点を見落とすことがなくなります。
これは「スループットワールド」です。
すなわち「全体最適化、制約理論」です。
仕事、人間関係、趣味等も同じです。
ノウハウやテクニックを習得することは
学びと気づきを増やすので良いことです。
しかし、全体的に俯瞰して
どう繋がっているかを把握せずに
闇雲に動くのは勿体ないです。
東洋思想に『天神合一』があります。
天・人を対立するものとせず
一体のものであるとする思想。
一体性の回復を目ざす修養
または一体となった境地
とも言います。
万物は一体化し循環しています。
学校教育や医療の専門化が
物事を分離して考える習性を
行っている可能性はあります。
文系理系、内科外科等まさに
バラバラにしていますね。
今の社会も分断して
対立するところを見ると
統合して全体的に捉える視点が
必要になってくるかと思います。
あらゆる視点を持ちつつ
立体的構造で捉える習慣を
持っていきましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
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