【テクニックは自分で開発する】
今日は『テクニックは自分で開発する』
についてお伝えしていきます。
「テクニック」とは
本来様々な人や情報から
学ぶものであって
自分で開発するとは
どういう事なの?
と疑問に思われるかもしれません。
私自身テクニックに溺れて
数々の痛い経験をしてきました。
中でも
1.情報商材を買い漁った事
2.剣道で技を増やそうとした事
この2つが印象的に
残っています。
詳細を分析していきます。
1.情報商材を買い漁った事
短期間で結果を出したい一心で
ありとあらゆる情報商材を
片っ端から購入していました。
物販、アフィリエイト、英会話
筋トレ、自己啓発等...
聞いて呆れます。
ある意味マニアックです(笑)。
冷静に客観視すれば
馬鹿馬鹿しく見えますが
当の本人は無我夢中です。
楽して早く良い思いをしたい。
焦りもかなりあったと思われます。
覚えている範囲での内容としては
「寝ながらでも片手間に30分作業するだけで
月に50万円以上簡単に稼げます!」
「このテンプレートに沿ってやるだけで
自動的にやる気になって行動します!」
「1日10分のエクササイズで
アスリート並みの胸板に変わります!」
「英会話教室に行かなくても
このフレーズを身に付けたら
英語を話せるようになります!」
etc
こういったキャッチコピーは
爬虫類脳さんを上手く刺激して
購入を後押しさせています。
まさに短期的欲求にフォーカスして
今すぐに何とかしたい欲望に
ダイレクトに突き刺さっています。
提供者側の仕掛けにまんまとハマり
あれもこれもと目移りして
気付いたらクレジットカードを用意して
ボタンをクリックしていました。
キャッチコピーの謳い文句に
騙されたと言えば
そうかもしれません。
しかし、それでは責任転嫁して
作話と言い訳しているにすぎません。
実践すればひょっとしたら
ある程度の成果は
出るかもしれません。
とは言え表面的なテクニックを
学ぼうとしているだけなので
長くは続かないです。
3ヵ月位したらあっという間に
メッキが剥がれます。
本当はどんな目的で
何を達成したいのかを
具体的且つ明確にしなければ
永遠と買い漁るだけの
ノウハウコレクターになります。
現時点で必要なモノだけを入手して
欲しいモノは後回しにするほうが
コスト面でも節約出来ます。
情報商材を購入するとすれば
1つに絞る。
目標と目的がはっきりしている事だけに
フォーカスして最後までやり遂げる。
この2点を守る事です。
2.剣道で技を増やそうとした事
学生時代試合に何としてでも
勝ちたかったので技を
増やそうと試みました。
自分の得意技は面ですが
小手か突きを取り入れようと
必死で稽古しました。
鍛錬すればそれなりに
技術は習得出来ます。
バリエーションを増やした事で
相手も警戒するようになり
一定の効果は出ていました。
ところがある時得意技の面が
思い切って出せなくなりました。
あれっ、おかしいなぁ。
何で面が打てないのだろうか?
その時はただ調子が悪いと
思っていました。
時間の経過と共に
最悪の事態が訪れます。
何と正確に面を打突出来なくなり
通常の稽古でも不安がつきまとう
ようになってしまったのです。
『四戒(驚懼疑惑)』状態です。
まさかここまでとは(笑)
赤井秀一ではないですが
まさかここまで打突出来ないとは
想像もしていませんでした。
試合に勝ちたいだけの目的で
得意技を打ち消してまで
小手先の技術に頼った結果が
心の乱れにまで繋がっているのです。
剣道では心技体の一致が重要です。
技術ばかり磨いたとしても
所詮は上っ面だけを学ぶに過ぎず
整合性が取れていません。
もちろん好きな稽古や
得意技ばかりしていても
進化向上はあり得ないです。
他の要素も取り入れる
必要はあります。
ただ闇雲に都合の良いエゴに
飛びついては瞬間風速で終わり
長期的には続きません。
ここでも目的を
試合で勝ちたいという
短期的な動機に集中したゆえに
本末転倒な事が起きています。
得意技の面を極めるために
稽古の一環として他の技を
練習するのであれば
問題なかったでしょう。
試合に勝ちたい気持ちは
分からないでもないですが
後に残らないテクニック習得は
心身を滅ぼしかねないです。
有効打突部位は
面、小手、胴、突きの
4種類です。
技の種類は組み合わせ次第で
いくらでも増やせますが
相手の弱点によって異なるので
打突ポイントを考慮すると
やはり4つに絞られます。
4つとも得意技にしても良いですが
自分の特性を鑑みると1つか2つに
絞っておくほうが無難でしょう。
2割8割の法則で言えば
得意技は自ずと1つになります。
極端な例ですが
面しか打たないと知られていても
全く防げない完璧な面打ちをすれば
最強で無敵です。
憧れの剣士宮崎正裕先生や
髙鍋進先生は多彩な技を
持っていますが決めては
得意の面です。
お二人共最速の面で
輝かしい勝利を収めています。
野球でも同様の事が言えます。
ピッチャーで球種が豊富であれば
バッターを攪乱させられます。
ストレートだけよりかは
変化球がたくさんあれば
読みが難しくなります。
著名な球種は9種類ある
と言われています。
練習では色々挑戦していますが
それでも限られてきます。
重要な2割に当てはめると
決め球に使うのは
せいぜい2~3球です。
ストレートやシュート等が
決め球と分かっていても
全く手出しできない球ならば
攻略に手こずるでしょう。
上記の事からテクニックは
先人や偉人が培った
手法(メソッド)の一部に
過ぎません。
巷には
「最新の○○式テクニック」
「△△流の極秘メソッド」
「▢▢先生・選手も公認の××法」
etc
大量に溢れかえっています。
一過性でその時だけ役立ちますが
時代が変われば廃れていきます。
テクニックを求める時は
IQが下がって
短期的欲求に
追随している状態です。
テクニックに依存すると
自分の頭で考えなくなります。
いつも使われる側になって
自由がなくなっていきます。
主体的に使う側になるには
メタ認知して抽象度を上げて
自分に合うように
カスタマイズします。
つまり、自分の状況に応じて
経験して開発すれば良いのです。
テクニックを習得する際に
気を付ける観点は
1.長期的な視点で
目標・目的を具体的かつ
明確にしてから取り組む事
2.スキル向上の一部であって
常に本質を探求するように努め
基礎を鍛錬し続ける事
テクニックに執着しなくなった時に
エゴが外れ、本当に大切な事が見え
自然体で他者との信頼関係を
築けるようになっていきます。
テクニックも断捨離して
削ぎ落としていくと
悟りの境地に
到達出来るかもしれません。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
あなたが追求している
「テクニック」を
お聞かせください。