【学びの障害となる最大の敵】
今日は『学びの障害となる最大の敵』
についてお伝えしていきます。
風の時代に
差し掛かるにあたり
「知識」
「情報」
「コミュニケーション」
etc
多岐にわたって
学ぶ機会が増えています。
メリットは幅広く学習して
体験する事によって
理解が深まっていき
智慧へと発展します。
幾つになっても貪欲に
学び続ける姿勢を見せる事で
後世に誇れるあり方を
継承する事が出来ます。
デメリットは強いて言えば
知識だけを習得するに止まり
頭でっかちになる事です。
実際の経験をスキップして
分かったつもりになります。
『進化向上を妨害する3つの敵』参照。
お馴染みの3つの敵
「自分は知っている」
「自分はその意見に反対だ」
「自分自身」
これら以外に
学びを妨げる敵が存在します。
それは
「プレッシャー」
です。
「プレッシャー」とは
物理的な圧力だけでなく
精神的かつ社会的な圧力
としても捉えられています。
人間は「プレッシャー」を受けると
脳が萎縮して学習機能が低下します。
例えば
学校の授業で先生が
鬼のような恐い形相をして
生徒に質問するとします。
先生は威厳を持って真面目に
取り組んでいるつもりでしょうが
生徒からすれば恐怖で
授業どころではありません。
生徒は先生の表情を
般若のお面になぞらえて
立ちすくみ怯んでしまいます。
授業の内容は全く頭に入らず
尋問して脅されたとしか
印象に残りません。
これは子供に限らず
大人の場合でも同様です。
会社で上司が部下に教育する時
ピリピリした態度で
あれこれ問い質しても
何の効果も得られません。
どんな場面でも人が
「感情的に興奮して怒り心頭状態」
「淡々としているが、圧迫感を与える言動や行動」
「周囲が暗黙の了解で外圧をかけている状態」
etc
優位性を保ちがたい目的で
プレッシャーをかけ続ける事は
ストレスになります。
そもそもなぜ人間は
「プレッシャー」を
かけるのでしょうか。
普通に落ち着いて伝えれば
すんなりと解決する事なのに
躍起になる何かがあります。
「プレッシャー」をかける要因は
「他人や周囲との比較」です。
自分がどう対処するかではなく
周りからの視線ばかりを意識して
外的評価を氣にしています。
つまり、他人軸で
ステータスゲームをして
自分の保身や優位性を
誇示したいだけです。
目的論で考えると明らかです。
不適切な教育者や指導者が相手に
「プレッシャー」をかける目的は
恐怖と不安を植え付けて
IQを下げた状態にして
本人の意志で判断しないように
巧みに心理誘導する事です。
相手の才能や強みを
引き出すのではなく
自分の力量をアピールして
従順にさせる事が
目的となっています。
自分に自信が無いから
肩書きや地位を
錦の御旗に振りかざして
威張ろうとします。
かえって逆効果です。
「軍隊での命を懸けた決死の訓練中」
「生と死の狭間で活路を見出す修行中」
であれば身体で覚える事もあり
限界突破するには良いでしょう。
またイチロー選手のように
自分自身で意図的に
「プレッシャー」をかける
のであれば問題ありません。
良い意味で自分を追い込み
奮い立たせています。
お互いに信頼関係が
しっかりと築けていれば
程良い「プレッシャー」は
肥やしになるでしょう。
もしくは
私のようにドМで
「プレッシャー」を好む人には
良いかもしれません。
信頼関係が無い状態で
「プレッシャー」を与える事は
ただの脅迫です。
学びをしていく上で大切な事は
「プレッシャー」ではなく
「リラックス」です。
「リラックス」は最大の味方です。
ガチガチに緊張した状態では
恐怖と不安が頭に過り
集中出来なくなります。
笑顔でユーモアセンスが抜群の
先生の授業には
勉強嫌いの私ですら
喰いついていました。
「激昂してがみがみと怒鳴り散らす」
「無表情でマニュアル的にだけ進める」
「本題から脱線するばかりの内容」
etc
これらは極端過ぎます。
教える側は
緊張感を持たせないように
内容に沿った範囲で適宜
面白い事や冗談を取り入れます。
安心&安全の状態にします。
プレッシャー状態よりも
リラックス状態のほうが
記憶の定着にも優れています。
よくある事例として
「マンガ等で面白おかしく学習している時」
「肩の力を抜いて自然体で習得している時」
「お風呂でのんびりして想像している時」
etc
六感を駆使する事で
イメージ力が高まり
クリエイティブな発想も
たくさん出てきます。
ところが学校教育は
真逆の事をしています。
教師の面子を保つためだけに
無味乾燥なつまらない授業をして
国にとって都合の良い
人肉ロボットを養成しています。
「プレッシャー」を道具として
利用しているに過ぎません。
結果本当に大切な場面で
「プレッシャー」を跳ねのけて
逆境や苦難困難に立ち向かう
たくましい力が失われています。
その点中学時代の熱血恩師は
「プレッシャー」ではなく
「最大のチャンス」を
与えてくださりました。
あまりダラダラすると良くないですが
適度な心地良い緊張感と
落ち着いて心に余裕があれば
フロー状態に入れます。
学ぶ時は
「プレッシャー」を取り除き
「リラックス」しましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
あなたにとっての
「学びの敵」を
教えてください。