【エゴに感謝する】
今日は『エゴに感謝する』
についてお伝えしていきます。
エゴに感謝する?
と聞くと何を言ってるのだ。
頭がおかしいのではと
思う方も多いでしょう。
「エゴ(エゴイズムの略)」は
自分の利益しか考えない考え方で
自己中心的、利己主義です。
他者と調和し、共生していく社会を
創ることがこれからの使命ですと
熱く主張される方もおられます。
もちろん私もそれに対して
異を唱えるつもりはありません。
利他の精神で相手を尊重することを
ずっと発信しています。
あえて今回のテーマを考察します。
なぜエゴに感謝するのでしょうか?
そんなことは断じて許せない。
天誅を下すべきだ。
感情的に興奮して
怒り心頭でしょうか。
エゴを世間的に言われている定義で
解釈すると極悪なものとして
考えていると思います。
「自分を良く見せたい」
「もっと認めて欲しい」
「他の誰よりも勝って
優遇されたい」等
自分の中心にばかり気持ちが向くと
身勝手極まりないことは確かです。
しかし、これも常識を外す
視点を自由に移動する等
相手目線で考えながら
解釈を変えてみると
違った現実が見えてきます。
例えば
ピンチに陥って苦しいと感じる時に
「あの同期だけには負けてたまるか」
「今よりも絶対に良くなって
乗り越えてみせる」
自分を律し、鼓舞させるのは
ある意味エゴがあるからです。
「マズローの5段階欲求説」で
「生理的欲求」の
異性の人と仲良くなりたい
「安心安全欲求」の
環境の整った家に住みたい
「社会的欲求」の
著名人や富裕層と親交を深めたい等
人間の本能的な欲求であるエゴを
満たしてクリアすることで
高尚な次元に到達できるのです。
強引にエゴを押し殺して
カッコつけると
未発達なまま進んでしまい
「葛藤」が起こります。
本当は異性と遊びたい
お金持ちになりたい
社会的に承認されたい
これらを他者に口外して
要求するのではなく
自分の中で満たしていくことです。
それはお金だけの視点で見ていると
解決しないことが殆どです。
お金で解決することはありますが
あくまで手段にすぎないです。
お金以外で満たすことを
考えてみると新しい発見が
あるのではないでしょうか。
自己満足としてのエゴ
「彼女にいいところを見せてやろう」が
発動して天狗状態になっていたとすれば
「おっと、これは危ない危ない
また自分のことだけ考えていた」
と客観的に分析して
自分の問題点や課題が分かり
改善に活かせるのです。
エゴを素直に認識し
受け入れることで
「作話」、「一般化」
「歪み」がなくなります。
このエゴを受け止めることが
人間の中で認めたくない
現実でもあるのです。
カッコつけて聖人君子の
フリをするくらいなら
正直に本能的欲求を口外して
実行したほうがマシです。
思考・感情・発言・行動が
一致しないので余計に
矛盾を感じ苦しくなります。
他者に強く要望している内は
発達の階段が順番に昇れていないです。
階段はらせん状になっているので
スキップで飛ばすことはできません。
1つずつクリアして
埋め合わせしていくのみです。
やり残しがあるまま成長すると
それが障壁になって進化の妨げに
なりかねないです。
甘えることに抵抗を感じる人は
昔甘えることを無理矢理抑圧して
感情を押し殺していたのが要因です。
遅くないので甘えることをクリアして
発達を埋めていきましょう。
エゴに敬意を払い感謝すると
自然と自分を満たせるように
なっていくものです。
神様、仏様、エゴ様ですね(笑)。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
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