今年の年末年始の休みは長いようで短い。

 囲碁が弱いなりにも対局するのが楽しかったので、結構前、4年前ぐらい?には寝る前とか風呂入っている間とか時間を見つけては対局するぐらい囲碁クエストに熱中していたのだが、仕事が忙しくなったりなんやかんやあって、長いことやっていなかった。
 久しぶりに囲碁クエストをやってみたが、9路はまだなんとか勝てるものの、そんなに面白いとは思わなくなってしまった。もっぱら9路専門だったので、試しに13路をやってみたが、全く歯が立たない。
 ネットで、“囲碁 強くなるには”とかで検索していると、強くなるためには“詰碁をやった方がいい“とのアドバイスをちらほら見るので、そのアドバイスに従ってアプリをダウンロードして詰碁をやりだすと、そこまでして強くなりたいかというと、もっと別のことに時間を使ったほうがいいのではないかという考えが頭の中をよぎり、もうそうなるとダメで、やめてしまって別のことをしている。確か前もこんなにことがあった気がする。毎回この繰り返しである。
 一方で、正月で時間ができたからと、積んだままできてなかったテレビゲームには有意義なことがどうかとか考えずに寝る間も惜しんで熱中している。囲碁には時間を使わないのはやっぱり囲碁を楽しむためのプロセスが辛く感じるからなのではないかと思う。
 そもそも囲碁を楽しむということが何なのかわからなくなってきた。囲碁の詰碁に対しては、その先に“これって頑張った先に何かあるのだろうか”というのが頭の中を過ぎるともうできなくなってしまう。そういう意味では、最近は小説を読むのも手が引けてしまっている。さっきのゲームも昨日の夜中と今日の午前中が吹き飛ぶくらいやりすぎた反動で、凄まじい虚無感に苛まれていて、今ここまで筆を進めている。そして正月休みで読み切ろうと目標にしているものの、なかなか読み進まない仕事関係の専門書がゲームの横に転がっている。何だか大学生の時にカラオケでオールをしてしまって、その後昼まで寝てしまった時の、何とも言えない虚無感と非常によく似ている。
 ゲームをしている暇があったら、何か将来的に意味のある事をやらなければ成らないという考え方に取り憑かれているのかもしれない。とも言えるし、単にゲームのやりすぎなのかもしれない。そして早く専門書を読まなければならいのいけないという焦りもあって、精神が不安定になっている。年末年始の休みも折り返し。後悔のない正月休みにしたい。

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