現役で国立大学に合格したアラフォー主婦の受験についての思い出話
「番号、あるで」
十数年前の春、母が近所のネットカフェで私の大学の合格発表を見て電話をかけてきた。
にわかには信じられなかったのか「学部は合ってるのか、パソコンだから何かの手違いがあるんじゃないか」とか色々聞かれた気がする。
数日後、桜が描かれたぶ厚めの封筒が届いて、母もようやく現実だと納得した。
テレビでよくみる、張り出された瞬間きゃーってなって、ラグビー部の人などに胴上げとかされたかった。
しかし合格するとは思っていなかった母が新幹線代をケチって、合格発表を見に行かせてもらえなかった。今思い出しても悔しい。
そんな予想外な感じで国立大学に合格した私がnoteのお題にのっかって、受験生だった頃のことを書いてみようと思った。
もしたった1人でも参考になったと感じてくださる方がいれば、嬉しいと思う。
受験において良かったな、と思ったことを書いてみる。(あくまで、私個人の感想です。)
1、プロに相談する
2、得意科目を極める
3、やるだけやったら開き直る
1、プロに相談する
私は県内でもそこそこの進学校に通っていた。だから担任の先生も受験についての知識も豊富で頼りになった。
私の場合は、文系の3科目が得意で、理系はあんまりだったので国立は無理かなと考えていた。
でも担任の先生がセンター試験(今は名前が変わっている?)で得意な文系の得点が2倍で理系の得点が半分という計算方法の学校、学部を教えてくれた。私と母はセンター試験で満遍なく7、8割とれないと国立大学は無理だと思っていたけど、選択肢が広がった。先生には感謝している。
親だけでなく色々な人の意見を聞いて取り入れるのも、受験を乗り越えるのには有効だと思った。
そしてやはり学校や塾の先生はプロなだけあり、頼りなると感じた。
2、得意科目を極める
あくまで私の場合、配点も有利だったからいえることだが、得意科目に時間をかけたことも良かった。
私は国語、特に現代文が大好きで現代文の勉強は特に苦にならなかった。
現代文は「答えが全部本文に書いてある」と謎の自信と安心感があった。
日本史も通信講座で勉強していて、その教材が漫画だった。だから文字だけで勉強していたら同じ名字の似たような名前の一族ばかりで覚えられない!となっていたのが、絵があるだけで格段に覚えやすかった。自分にあった学習方法を見つけるのも大事なのかもしれない。
ただ、苦手科目の苦手をできるだけなくすのも、同じくらい大事だろうから、このあたりの時間配分などはそれぞれの志望校や得点配分によって、異なると思う。
3、やるだけやったら開き直る
私はセンター試験と私立受験のあと「もうこれ以上頭に何も入らないし、ここまでやって不合格ならもうしかたない」と開き直った気持ちになった。国立大学の2次試験の勉強をしないといけない時期なのに、1週間くらいシャーペンを全く持たず、なぜかひたすら大好きなディズニーの「ライオンキング」の1から3までを延々観ていた。その後あまり2次試験まで時間がなかったけど、すごくリラックスできて本来の力を発揮できた気がする。
同じようにするのをおすすめはしないが、今までたくさん頑張ってきたんだから、少しくらい合間合間に休憩したりするのは大切だと思う。
本番も緊張しないのは難しいけど、今までこれだけやってきた!と自分を励まして、できるだけ普段通り問題に向き合えたらいいなと思う。あとは問題との相性もあるし、倍率の兼ね合いもあるし、やるだけのことはやったからもうどうにでもなれと開き直っていた。
完全に個人の感想で全然参考にならなかったかもしれないが、受験生の皆さんが後悔なく本番を迎えられるよう、応援したいと思う。