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波      詩

波はキバを空に向けて威嚇するが
空はペースも狂わさず平常心でいる。
綿の様な雲は波をなめてかかり、ニッコリと太陽の光で反射される。
負けたくない波はさらに大波となって
キバを向ける。ああこの海は近頃おおらかさに欠け大波小波と揺れたがる。
母性愛で魚を養ってはいるが見下ろす
空にバカにされた様に感じてこの始末
である。キバを向けるのはサメだけで
充分だ!神様この海の荒れた心を静めて下さい。波はサーファー達の物に
して下さい。

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