娘の父 詩
三途の川はちゃんと泳げたかな?
元夫への愛情は残ってないが、一度は
恋をして甘い蜜を共有した二人。
亡くなって灰になってしまえば悪い夫も良き夫だった錯覚に捕らわれがち。
娘に似たいい所を誉めて、おとうさんねと語る癖がついた。
やはり私と違う点を見た時父親を否定できない何かを持っている。
そう思うと悪いお母さんねと言いたく
なる時もある。
今の私なら夫の心が理解できたろうにと。
年を重ねて自分が分かってきた。
何かとすれ違いケンカはしたけど兄弟の様な絆はあったな。
若い私は辛抱が足りず娘から父を奪ったひどい女。
自己評価はこんな物である。