無欲 詩
病んで心の中の欲がなくなった。
精神の病は裸になり泥どろとした中を
くぐり抜け、心の汚れがはがれて
しまった。狂いは私を美しくさせた。
壊れるハート、これが再生への道のり。被害妄想で私は自分が被害を受け
たと信じていた。思春期の頃は敏感で
小心な私であった。心の冒険は見えず
人には分からない!少しはブッタ様に
近づいたのかな?でもブタだったのが
私の悲しみの現実だった。
ブッタ様とは似ても似つかぬ言葉の
ニュアンス。私は決して仏に帰依して
ないが、自然に身に付いた素朴な
信仰心と共に暮らしている。