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生まれた季節    詩

せみの声はせわしい。
でもそれが心地良い。
夏の末に産声をあげた私は少しせみの声を耳にすると懐かしい。
精一杯生きたあかつきには、死に至る
短き命。
燃えよとうるさい心地良さ。
何故か親しんでおしっこは飛びながら
宙に引っかける。
幸せな季節だ。
お日様のあいさつはいつのまにやら
やってきた。
私の生まれた季節は少しさびしげな
夏の終わりで実りの秋が自然とひかえている。

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