親友 詩
愛する人間。
愛する動物。
皆々離れてゆく私から。
幼い頃はつらくてつらくて、涙ばかり
こぼして虚弱な神経であった。
それもいつしか私の友となるべき孤独が待っていた。
そして愛すべき物は孤独が無二の親友となった。
強がりでも何でもない。
離れてしまうのは慣れっこになってしまった。
一番愛する者は私であり、溺れはしないが愛する自分は強くなっていた。
頭の上には真っ青な空が広がって、失っていった者の代わりになっていた。
雲も又友となり、雲の上へのっかかった。
天から地を見下ろしユカイな気分で
ニッコリ笑いが止まらなくなった。
いいもんだ高い所はいいもんだと
つくづく思った。
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