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新築 詩
我が家の問ひに聞いた。傷ついた部屋は私の心に似て共に過ごした。
何十年の汗は少々痛み、老いた様だ。
でも頑丈をモットーにする家は凛と
して建っている。幸いだあ、幸いだあ
と我が子もこの家で育った!そして
人となりなじんで住んでいる。
家は憧れであった幼少時、あばら家で
あった頃の恥ずかしさを思うのは
嫌であった。やはり両親に感謝をし
母方の祖母がいつ家が建つんかねと
心を気づかってくれた!これにも
私の心の喜びを知っていたかの様
だった。ありがとうと仏となった祖母
に言いたい心境と思う。