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宝石 詩
私は日に増し豊かになったんだよ。
そして心の音は空虚でコンと間抜けな
音を鳴らした。
何もかも失って豊富な品ぞろいの臓器だけが活発に動いてるんだ。
我が子は突き放す様な仕草で個を確立してるんだそう立派なもんだよ。
なにゆえあなたのおっかさんだけが
へその緒が切れた事に大粒の涙を流しているの?
この私はそうあなたのおっかさん。
宝石が輝いてると思われる。
光だ。
まぶしさで目をつぶらないでね。
輝き続けていたいから。
磨かれた原石は気高い物だったと
思われるんだ。少々たかびしゃなセリフだったかな?