⭐️欠員問題『異次元の学校教育危機!』②~
学校で働く人員が確保できず、本来であれば、児童生徒数に応じて国が法律で定めた適正?!とされる教職員が確保できないという未だかつて学校教育現場が経験したことのない『異次元の学校教育危機』が起きています。
欠員問題として、メディアでも報じられているところです。
ざっくり2000人規模の欠員が生じていると報じられていますが、これは、学校の危機を指し示す氷山の一角であることが恐ろしいところです。
◇学校をお休みする理由
学校をお休みする事由は、
でも触れたように、出産にまつわる産前産後休暇、育児休暇、心身の体調を壊して休む療養休暇、休職とあります。出産にまつわる休暇は、おめでたい話ですし、ある程度想定ができるものです。
◇体調不良によるお休み
本人にも学校にも大変辛いのは、体調を崩した際のお休みです。
特にメンタルにかかわるものは、極めて厳しいものです。順調に仕事が進み、メンタルにも配慮された労務環境であれば陥らないであろう事態が数多あるからです。
メンタルを患う場合、その不調をきたした状態での勤務が続きながら、その改善に努めていきます。未然に防げることが一番ですが、過労死ラインを超えた長時間勤務の現状もあり、いつだれにメンタルのバランスを崩すような事態が生じるかは予測もつきません。
「えっ、あの人が…」と思う元気で健康でいた先生たちが、そうした疾患で休むケースもたくさん目にしてきました。そうした際どい労働環境が現在置かれている学校の様子です。
◇療休・休職に至るまで…
もう少し加えてお話しすると、メンタルを患うことは、療休や休職に至る前の状況からみられています。全国の学校にはそうした不安定な状態で勤務し、子どもたちの前に立っている教員も相当いるはずです。
その数は、肌感覚でいっても休職者数の数倍はいると思います。『異次元の学校教育危機!』①の結びで書いたように
気持ちが不安定な状態で勤務せざるを得ない場合、子どもたちにとって最善の教育機会を提供することも難しくなってしまうことは想定されることです。
約2000名の数倍、氷山のように水面下に隠れる事態があると考えると、それは由々しき問題であるといわざるを得ません…。
◇『異次元の学校教育危機!』の解決には
ここにも多くの保護者を中心とした子供たちを見守る大人が、声をあげ、その渦を作り、大きな社会問題ともいえる未曽有の危機、『異次元の学校教育危機!』の解決に動き出さなければ、公立学校の教育が立ち行かなくなる事態がすぐそこまで来ています。
追記
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