湿度は〜50↑
正月早々、激痛で目を覚ました。頸静脈から耳の後ろにかけて、ひきつったように、
痛い。
気合いを入れて起きあがり、どこかへ遊びにでも繰り出そうと思ったが、気合いを入れたぐらいでは、
痛い、
のが病気や怪我や副作用や後遺障害である。
原因もおおかたわかってはいる。寝る前につけたマスクが外れて、喉がからからに渇いている。加湿器を二台フル稼働させていたはずだが、枕元でうるさい音をたてている空気清浄機の表示を見ると、湿度が五十を切っているではないか。
痛い、
のを我慢して、耳栓を外し、なんとか食卓で、妻とふたりで、おせち料理を食べながら、このぐらいで済んでいるのだから、まだまだ行けると思ったが、
痛い、
ものはどうしても、
痛い、
ので、仕方なくベランダから富士山を眺め、またベッドに横になった。やがて昼になったというのにまだ、
痛い、
首筋に手をあてがいながら、机に座り、こうしてキーボードを叩いているうちに、ようやく身体が温まり、結構が良くなってきたようだ。
痛い、
のもやっとやわらいできたと思い、しばらくじっとしていても、まだ首筋が、
痛い
ということは、
痛い、
以外に集中していれば、痛くない、程度の、
痛い、
なのだから。まったく問題ないはずだ。とはいえ、
痛い、
のは、
痛い、
小春日和のごとき元旦である。
謹賀新年。