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須田悦弘展 見つけた時の喜び!

須田悦弘さんを初めて知ったのは、直島のベネッセハウスミュージアムだった。作品案内に載っている「雑草」がどこにも見当たらず、係員さんに”上を見てみて”と言われて、気づいた時の驚き!本物?違うよね、じゃあ何でできてる??
それ以来、機会があれば須田さんの作品に触れるようにしてきた。
そんな須田さんの個展、須田悦弘展@渋谷区立松濤美術館(24‘11/30〜2/2)。開幕日のあさイチに行ってみた。
ちなみに、今回も係員さんに「これってどこにあるんですか?」と聞きました。2回も。

まず館内の最初の作品がこれ。

コインロッカーをよく見ると?

子供のイタズラ?片付けなきゃ!と思うかもしれないけど、木を本物の枝に見えるように彫って着色しているのだ。まさに超絶技巧!

どっちが作品?

ロビーの窓から見える坪庭。紅葉の木が1本紅葉している。玉砂利から顔を出す雑草は、日当たりのせいか気温のせいか黄ばんだ葉をしている。
リアルすぎて混乱しますが、紅葉は自然のもので、雑草は作品です。たぶん。

藝大の課題でスルメを作ったことが
木彫を始めたきっかけだとか。
初期作品の象。激カワ。欲しい!!


東京インスタレーション
展示室の隅にも雑草。虫食いもリアル。
壁からヒナゲシ
朴の木


こうなっていても木彫と信じられない
朝顔
扉の裏に


若い頃は広告のイラストに携わっていたそう。
十六茶のパッケージイラスト
最近は古美術の修復も

作品を見つける楽しみを堪能するためにも人が多すぎない会期前半に行くのがおすすめです。
と言いつつ作品リスト見たら、見逃した作品があることに気づいたので、どこかで再チャレンジしたいな。

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