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『イタリアのクリスマスが終わる日~エピファニーア~』

新しい年がスタートして数日、年末年始からご馳走をたくさん食べ、そろそろ胃袋の疲労を感じて1月7日は七草粥で体の調整をする人も多いと思います。

こちらイタリアでは、12月8日聖母マリアが天使からキリストを身ごもっていると告げられた日とされ、『イマッコラータ・コンチェツィオーネ(IT語Immacolata Concezione)』からスタートしたクリスマス期間も1月6日『エピファニーア(IT語: Epifania)』で終了を迎えます。12月25日にキリストの誕生、そこから降誕を祝う期間とされ、それが終わるのが1月6日です。

この日はキリスト誕生のシーンを再現した『プレセーぺ(IT語: Presepe)』大切なひとたちを最後の場面として登場させることをしてから、クリスマス飾りを仕舞います。何だか仕舞う前にと思うかもしれませんが、1月6日に『東方の三賢者』が、キリスト誕生の地に辿り着いたとされているからです。
また、この時、キリスト誕生を祝い『金、お香、薬(植物で薬材となるもの)/IT語: Oro、Incenso、Mirra』を贈り物としてもってきたとされています。
12月8日にはじまったクリスマス飾りの『プレセーぺ(IT語: Presepe)』の場面ですが、25日の『キリスト誕生』、1月6日の『三賢者の到着』と少しずつ変化しているのです。

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さて、イタリアでは、子どもたちに最後のお楽しみがあります。
14世紀ごろからの習慣ですが、ほうきにまたがった老婆 ベファーナ(IT語: Befana)が、1年間いい子にしていた子どもたちのもとへ行き、つるされた靴下の中にたくさんのお菓子を入れてくれます。ただし、いい子にしていない場合は『炭』が靴下の中に入っています。
今では『いい子』だらけ?のイタリアでは、炭をもらう子はおらず、せいぜい『洒落』としてお菓子屋さんで売られている炭型のお砂糖です。

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クリスマスが終わってもまだたくさんのお菓子や靴下を町中で目にするのは、イタリアにあるこの習慣のためです。
イタリアの子どもたちは、クリスマスの朝にプレゼントをクリスマスツリーの下に見つけますが、靴下をつるして眠りにつくのは1月5日の夜です。

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どの行事も『甘いもの』と切っても切れないイタリア人、どの季節にも心を温かくしてくれるスイーツがいつもそばにあります。

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『イタリアのクリスマス期間』のお話はこちら👇

『ほうき星』と『東方の三賢者』のお話はこちら 👇



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