ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン展 レポ
アーティゾン美術館(元ブリヂストン美術館)で開催中の、「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」展へ行ってきました!
この"ジャム・セッション"とは、アーティストと学芸員が共同して、アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会のことだそうです。元々美術館が持つコレクションと、アーティストによるセッション。インスタレーションアートもあったり体感型の美術展ということでとても楽しみにしていましたー!
今回のセッションアーティストの山口晃さんという方は、私は元々知らなかったのですが、展示を観て私が抱いた印象、それは…
「この人、オタクだ!!」でした笑
もちろん良い意味です。私はオタクが大好きですからね!(私もオタクですしね…)
そんな山口晃さんの作品は、パラ五輪のポスターや日本橋の風景画をはじめとする日本の伝統的な絵画、セザンヌにインスパイアされた作品、雪舟にインスパイアされた作品、その他インスタレーションアートや真っ白な部屋まで、様々な感覚に訴えかけられる仕掛けがたくさん用意されていました。
なによりそれら作品の「解説文(解説マンガ)」が面白い。
エッセイタッチな解説マンガは膨大な情報量で、しっかり読み解こうとすると目が回りそうなほど。絶対早口で話してそう!!な雰囲気が伝わってくる(褒めてます)
"サンサシオン"とは、フランス語で感覚という意味だそうですが、今回の展示のタイトルにした由来は、セザンヌが絵画を語る際「感情に至る前の感覚的な衝動」のような形で用いた言葉からとのこと。
感情を表現するのがアート、という先入観を抱きがちですが、その感情に至る前の"感覚"、
何かと対峙した時の初めの一瞬しか感じられないその感覚にフォーカスしようという試みにハッとさせられます。
動物的な感覚とでも言いましょうか、本能とでも言うのでしょうか。
意味や感情を読み取ろうと、脳が論理的思考を始め出す前の自分の主観のようなもの…
これってアートに限らず普段の生活の中でも忘れたくない感覚かもしれません。
私は今回初めてアーティゾン美術館に訪れたので、同時開催中の他の展示はもちろん、建物そのものもたっぷり堪能してきました。
何回かに分けて投稿してお伝えしていきたいと思います。お楽しみに!
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