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もしかしたら魔法があるかもしれない世界

今年で小学生向けの夏休み特別授業『サマースクール』に参加して11年になります。
僕たち『一般社団法人まじっく缶』は、その中でマジック教室を開催してきました。

一夏で最大9校11講座を受け持ち、そのすべてが定員を大幅に超える応募をいただいております。

そんな僕ですが、実は種明かし否定派だったりします。

そんな僕がなぜマジックの種をおしえるマジック講師をやっているかを説明するには、なぜ種明かしを嫌っているのかを説明しなければなりません。

僕の見解なのですが、マジックはクイズのように知恵比べを楽しむ芸能ではないと思っています。
もちろん、僕のマジックをそう楽しんでいただくのは一向に構いません。
これはあくまで発信側である演者としての考えです。

では僕にとってマジックはどういう芸能なのか。

みなさん、想像してみてください。
魔法が絶対ない世界と
もしかしたら魔法があるかもしれない世界。

魔法がある世界の方が楽しそうじゃないですか?

僕にとってマジックは、魔法があるかもしれないという夢をみてもらう芸能です。
僕のソロライブや、クロースアップイリュージョン(ぽえまじ)と呼んでいる僕独自のマジックを使った表現を見たことがある方は、僕が理想としているマジックは単なるクイズや知恵比べを目的としていないことをご理解いただけるかもしれません。

繰り返しになりますが、発信側の意見ですので、受け取り側にマジックの見方を限定する意思はありません。
クイズや知恵比べを否定するものでもありません。
楽しいですよね、クイズ。

マジックは種を明かしてしまうと、簡単に魔法が解けてしまうばかりか、下手をすると永遠に魔法を楽しむ機会を失うかもしれません。

ここまでが種明かしを嫌う僕の理由です。

お時間ございます方は是非ご覧ください。
ティナ・レナートさんのとっても夢が溢れるマジックです。

ではなぜマジック講師をやっているのか。

それは、マジシャン人口を増やしたいのと、マジックを表現の一種と捉える人が増えて欲しいからです。

僕がサマースクールで教えていることは、マジックの“種”だけではなく、歴史や演じ方などを面白おかしく紹介しています。

一般参加も可能なレクチャーショウでは、表現の仕方もお教えする予定です。
是非、皆様も魔法使いになってみませんか?

まだお席に余裕がございますので、興味ございます方はぜひ!

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