編集人の京都の朝をぶらぶら◉7月は祇園祭がはじまった!?の八坂神社から
7月最初の朝ぶらは、3月末以来の八坂神社から。
7月の八坂神社と言えば祇園祭。
でも境内には平然とその高揚感はありません。
ほら、このとおり。
7月14日〜16日の宵山や7月17日・24日の山鉾巡行はまだ少し先で、今は社殿で神事が執り行われているからなのでしょうが…。
でも、そういうことでもない感じがします。
1970年代に京都の新興住宅地エリアで幼き頃を過ごした私の祇園祭のイメージは、四条通界隈の京都人の祭典。「京都の夏は祇園祭から!」と、自分自身も思うようになったのは、ほんと大人になってからです(ま、高校生くらいからかな…)。
これは、交通インフラ系の方々の祇園祭の観光コンテンツ化戦略が、京都市全体を巻き込み市民の意識を変えてしまうくらいに見事に成功した証なのでしょうね。
大学卒業以来はじめて京都に帰ってきた友人が「おばんざいって何? おかずとちゃうの?」とびっくりしたのも、なんでも観光コンテンツ化する傾向と無関係ではないでしょう。
話は遠回りしましたが、八坂神社の方々も、こと祇園祭の高揚感に関しては、四条通界隈や交通インフラ系の方々にお任せしているような気がします。
最後は西楼門の前の広場のような空間から。
7月17日の山鉾巡行は鴨川を渡らないので、この辺りが賑わうのは、宵山のうち7月16日・17日の四条通の歩行者天国のとき。山鉾が建つ四条烏丸付近に比べると落ち着いていると思いますので、ちょっとおすすめかな…。ただし、オーバーツーリズムなので、どうなるかはわかりませんが。