55才からの大人のウェブマガジンè(エ)

è(エ)は、55才の大人たちが自由になれる地図をめざします。人生ノウハウ本的な記事ではなく、自分たちの暮らしを起点に、迷える55才が少しでも前向きになれるヒントやエール、そして癒しをおとどけします。

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マガジン

  • ほぼ月2『編集人の京都の朝をぶらぶら』

    観光客で賑わい過ぎの京都をゆっくり楽しむには、早朝がおすすめです。自称"朝ブラリスト"の編集人モリタが、人混みでは見過ごしてしまう意外な京都をご紹介します。不定期ですが、月に2回ほどの週末投稿予定です。

  • ほぼ月刊『猫型ロボット55號の日記』

    新品のときと気持ちは変わらないけれど、ボディの部品にそろそろガタがきている『猫型ロボット55號』(人間の年齢で55才)。そんな彼(2024年7月の「Happy Birthday」で彼判明!)の月イチの独り言。

  • ほぼ月刊『知らなかった名作』

    映画好きにとって観直しと観落としは、もっと映画が好きになる良い機会です。「え、あの巨匠がこんな作品撮ってたんだ!」こんな発見の醍醐味を1940年〜1960年代のアメリカ映画を中心にご紹介&評論したいと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

è(エ)とは。

フリーマガジン ritorno(リトルノ)は、ウェブマガジン è(エ)に。  è(エ)の前身のritorno(リトルノ)はフリーマガジンとして2015年9月〜2020年3月まで発行、5年後に定年となる大人たちへ、よりよい60代70代を迎えられるようさまざまな情報を発信していました。  2019年12月には「日本タウン誌フリーペーパー大賞」(現在の日本地域情報コンテンツ大賞)のライフスタイル部門で最優秀賞を受賞をするに至りましたが、その後のコロナ禍の影響によりやむなく閉刊に…

    • 編集人の京都の朝をぶらぶら◉紅葉と音楽散歩【嵐山•南禅寺|見頃目安編】

      例年にない暑い10月も終わり、ようやく秋らしくなってきた京都。そうなると気になるのが紅葉の見頃ですよね。今回は、私が早朝によく訪れる場所から、京都の西の嵐山と東の南禅寺の紅葉の色づき具合を、写真とお気に入りの音楽と一緒にお知らせします。 音楽は、第65回グラミー賞で最優秀新人賞や最優秀ジャズ•ヴォーカル•アルバムの2部門を受賞し、若干24歳にして世界から絶賛を集めるニューヨーク出身の女性ジャズ•ヴォーカリスト、サマラ•ジョイの最新アルバム「Portrait」をお供に、まずは

      • 猫型ロボット55號の日記◉10月「まわってまわって」

        まわってまわって 少し冷たい空気を感じるようになった10月も下旬の朝、近所の神社で毎月行われる古物市に出かけた猫型ロボット55號は、懐かしさとジャケットのカッコよさに惹かれてLPレコードを買ってきた。 レコードプレイヤーは家にあるけど、もう随分とながい時間動かしたおぼえがない…。動くのかもわからない。針がまだ使えるのかもわからない。でも思わずレコードを買ってしまった。良いのだ。CDと違ってジャケットが大きくて、それを飾って眺めているだけでも気分が上がる。なんなら、曲を聴く

        • 編集人の京都の朝をぶらぶら◉京都芸大移転で変わる源氏物語ゆかりの地

          京都駅から近い崇仁に、昨年10月に移転し、ちょうど1年の京都市立芸術大学(以下、京都芸大)のことは前回お話ししました。 今回は崇仁から北へ。京都芸大の移転で影響のある河原町五条から鴨川沿いの南東のエリア、昔「五条楽園」と呼ばれた場所をぶらぶらしてきました。 まずここは、源氏物語ゆかりの地「六条院•春の町」と重なる場所でもあります。写真は、光源氏のモデルとされる源融の邸「六条河原院」の中にあった庭園の中ノ島「籬ノ島」が鴨川の氾濫で埋没し、森として一部遺った「籬ノ森」と伝えら

        • 固定された記事

        マガジン

        • ほぼ月2『編集人の京都の朝をぶらぶら』
          18本
        • ほぼ月刊『猫型ロボット55號の日記』
          23本
        • ほぼ月刊『知らなかった名作』
          3本

        記事

          知らなかった名作◉アラン・ドロン トリビュート|ルネ・クレマン監督の『太陽がいっぱい」

          映画好きにとって観直しと観落としは、もっと映画が好きになる良い機会です。連載3回目の今回は、今年8月、88歳の生涯に幕を閉じたフランスの俳優アラン・ドロン主演の『太陽がいっぱい」。私たち世代は、アラン・ドロンをリアルタイムで知る最後の世代と言ってもいいのではないかと思います。アラン・ドロンと言えば二枚目俳優のイメージが付き纏いますが、本当にそうだったのか。ドンズバ世代ではない私たちならではの視点で観直してみると、若さゆえに滲み出るアラン・ドロンの魅力が見えてきました。 アラ

          知らなかった名作◉アラン・ドロン トリビュート|ルネ・クレマン監督の『太陽がいっぱい」

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉10月は京都の新しい芸術のまち•崇仁から

          朝のお散歩が気持ちいい、七条大橋から鴨川沿いをぶらぶら。ようやく秋らしくなってきた10月は、移転からちょうど1年を迎えた京都市立芸術大学がある崇仁から。 昨年の10月に京都市西京区の沓掛から、京都駅の近くの崇仁に移転した京都市立芸術大学(以下、京都芸大)は、ほぼ同時期に移転した京都市立美術工芸高校のすぐ側に鴨川が流れていて、芸術を学ぶにはアクセスも自然環境にも恵まれた閑静な場所にあります。 ただ、崇仁は被差別という悲しい歴史を持つエリアで、キャンパスの中には今を生きる私た

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉10月は京都の新しい芸術のまち•崇仁から

          猫型ロボット55號の日記◉9月「おぼえている?」

          おぼえている? ようやく朝夕の涼しさも感じるようになってきた月末。9月の終わりは夏の終わり、本格的な秋の始まり。そんな気分の今日この頃、こんにちは、皆様お馴染み猫型ロボット55號です。 一応、広告デザインの仕事をしている身としては、一般の方々よりも若干、1〜2ヶ月くらいの感覚で季節を先走りしているので、なんとなくですが既に年末の始まりすら感じています。これは寂しい。もう終わりの始まり?もう少しのんびりとした余裕のある暮らしをしたいのに、あくせくと働いているだけで時間はゴゴ

          猫型ロボット55號の日記◉9月「おぼえている?」

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉外から二条城を見てみると【神泉苑 編】

          京都在住の編集人のモリタです。最近は少し観光客で賑わい過ぎの京都ですが、早起きして、じっくり街を歩くと意外な京都が見えてきます。 今回は6月16日に投稿した「二条通 編」に続き、NHK「絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城」の『二条城』の放送回で紹介された『神泉苑』の視点からぶらぶらしたいと思います。 まずは、二条城から押小路通を挟んで南側にある神泉苑へ。 神泉苑は、延暦13年(794年)、桓武天皇により禁苑として造営の後、歴代の天皇の行幸が行われた天皇家と深い関わりを

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉外から二条城を見てみると【神泉苑 編】

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉9月は近代京都の名庭師作庭!? 円山公園から

          早いもので9月も半ばになりましたが、少し遅めの最初の投稿は、祇園の八坂神社の東側にある円山公園から。 ここは、八坂神社が江戸時代以前に神仏習合の祇園社(祇園感神院)であった頃の東山側の境内地とその先の山沿いの一帯(真葛ヶ原、六阿弥)。神社仏閣の境内地が分け隔てなく人々が賑わう場所であったことから、明治6年(1873年)の太政官布達で公園になっていった経緯があります。 この瓢箪池と言われる橋から見える景色は早朝ですと日の出で逆行になりますが、春夏秋冬に合わせて彩りが変化する

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉9月は近代京都の名庭師作庭!? 円山公園から

          猫型ロボット55號の日記◉8月「おくるひ」

          おくるひ 五山送り火(ござんのおくりび)(京都五山送り火とも言う)は、毎年8月16日に京都府京都市左京区にある如意ヶ嶽(大文字山)などで行われるかがり火。宗教・歴史的な背景から「大文字の送り火」と呼ばれることがある。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より) 「ここから見えたはずなんだけど」「見えないね」 嫁型ロボット53號と家の近くの鴨川べりまで、京の夏の伝統行事「五山送り火」を見に来たのだが、全く見えない。「あんなところにビルあったっけ?」とにかく

          猫型ロボット55號の日記◉8月「おくるひ」

          知らなかった名作◉ハワード・ホークス監督の『赤ちゃん教育』

          映画好きにとって観直しと観落としは、もっと映画が好きになる良い機会です。連載2回目の今回、見落としていたのは、名監督、ハワード・ホークスの『赤ちゃん教育』。ちゃんと観てみると、期待を裏切らないホークスを随所に感じることができました。 ハワード・ホークスの作品は、若い頃にかなり観ている。このアメリカ映画の偉大な職人監督 は、多くの娯楽映画を撮った。「暗黒街の顔役」「教授と美女」「三つ数えろ」「リオ・ブラボー」「紳士は金髪がお好き」「赤い河」「ハタリ」などなど。男っぽい作品もあ

          知らなかった名作◉ハワード・ホークス監督の『赤ちゃん教育』

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉お盆、夜明けに大文字を眺めると

          京都在住の編集人のモリタです。最近は少し観光客で賑わい過ぎの京都ですが、早起きして、じっくり街を歩くと意外な京都が見えてきます。 京都の夏のはじまりを告げるのが7月の祇園祭とすると、夏の終わりは大文字送り火。お盆8月16日の夜、巨大な文字・記号が五箇所の山々に輝きます。今朝は、その中で東山連峰の一角、大文字山の西斜面を火床とする「大文字」を賀茂川と高野川の合流点"鴨川デルタ"から眺めてみました。 まずは東山連峰を広角に眺めると、左右対称に二本の角のようにそびえる、右が大文

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉お盆、夜明けに大文字を眺めると

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉8月は朝涼みの糺の森から

          8月は、朝ぶらでははじめての糺の森と下鴨神社から。 京都の夏が7月の祇園祭からはじまるとすれば、夏の終わりは8月16日の大文字送り火。8月はその大文字について話そうと思いましたが、あいにくの雲空となり良い写真が撮れなかったので、日陰のない鴨川デルタからすぐ近くの糺の森へ。 糺の森は、下鴨神社の楼門内の本宮エリアに向かう長い参道を囲んでいます。ここに来ると耳から入るのは蝉の音と砂砂利を踏みしめる音だけ。暑さを和らげているのは木陰だけではないようです。 下鴨神社の正式名称は

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉8月は朝涼みの糺の森から

          猫型ロボット55號の日記◉7月「Happy Birthday」

          Happy Birthday 閑静な住宅街の中にある人気のケーキ屋、似つかわしくない場所で猫型ロボット55號は悩んでいた。 「ローソクは何本おつけしましょうか?」 7月某日、嫁型ロボット53號の誕生日。「プレゼントなんて別にいいよ」なんて言われはしたが、流石に何もなしと言うわけにはいかない。ド平日ではあるが、せめてバースデーケーキでも用意して…そう思い評判の良いこの店へとやって来たのだ。 誕生日にはケーキの上に年齢の数だけローソクを立てる。どういう謂れで始まった風習か知ら

          猫型ロボット55號の日記◉7月「Happy Birthday」

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉本能寺の変と祇園祭

          京都在住の編集人のモリタです。最近は少し観光客で賑わい過ぎの京都ですが、早起きして、じっくり街を歩くと意外な京都が見えてきます。 今週末は(7月13日)、祇園祭の山鉾が多く建つ四条烏丸周辺へ。 7月10日からはじまった鉾建て。早朝の6時台なのに、一眼レフカメラやスマホで写真を撮る方々がけっこういらっしゃいました。特に人気の長刀鉾の前には、厄除けのちまきを求める行列が授与前からできており、八坂神社周辺に比べて祇園祭がはじまった感はかなりありました。 と、ここで山鉾のうん蓄

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉本能寺の変と祇園祭

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉7月は祇園祭がはじまった!?の八坂神社から

          7月最初の朝ぶらは、3月末以来の八坂神社から。 7月の八坂神社と言えば祇園祭。 でも境内には平然とその高揚感はありません。 ほら、このとおり。 7月14日〜16日の宵山や7月17日・24日の山鉾巡行はまだ少し先で、今は社殿で神事が執り行われているからなのでしょうが…。 でも、そういうことでもない感じがします。 1970年代に京都の新興住宅地エリアで幼き頃を過ごした私の祇園祭のイメージは、四条通界隈の京都人の祭典。「京都の夏は祇園祭から!」と、自分自身も思うようになった

          編集人の京都の朝をぶらぶら◉7月は祇園祭がはじまった!?の八坂神社から