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小さな町の小さくてエコなスーパー

ホームステイをさせていただいている、ミラノの北にある小さな街にある、地元に一件だけある小さなスーパーに買い物に行きました。

地元の人のための小さなコンビニのようなスーパー

こんな小さなスーパーなのに!と思ったのは、奥に行くとお肉やチーズのカウンターがありました。
日本だったらパックに入って売っているであろうものたちが、冷蔵庫に大きなまま並べられていて、その向こうにはおじさんが立っています。
頼んだものを切って計って渡してくれます。

お肉のカウンターの後ろにはチーズとハムが棚に並びます


野菜もほとんど一つずつ買えるし、必要な分だけ買えるのはとても便利です。
食べ物の廃棄も少なくなるでしょうし、パッケージのプラスティックも少なくて済むはずです。

野菜を入れる袋はコンポストに入れられる素材でできています。
薄っぺらいのですぐ破けてしまうけど、野菜の保存には良いそうです。

野菜用のビニール袋

いちいち注文をするのは、お客さんがいると並ばなくてはいけないし、急いでいる時などは少し面倒な気もしてしまいますが、のんびりな毎日を豊かに過ごすこちらの人たちには苦にはならないのかもしれません。
お買い物がてら「元気?」なんて話も弾むことでしょう。

お話好きなイタリア人。
街で立ち話をしている人もたくさん見かけます。
外やバルコニーで日向ぼっこしながらお茶をしている人たちも、下を通る私に「チャオ」と声をかけてくれます。

先日話した古代小麦のカムートのパスタも当たり前のように棚に並んでいました。

カムート小麦のスパゲッティー


小麦アレルギーやグルテンを控えている方向けのグルテンフリー商品もありました。

グルテンフリーの米ととうもろこしのパスタ

ジャムの棚には砂糖未使用や、オーガニックのものも!

一番上に写っているのが砂糖未使用、真ん中は普通の、一番下がオーガニック

こんなに小さな街の万屋のようなお店でも選択肢があることに驚きました。
自然療法家としてクライアントさんと日々接していると、日本での暮らしずらさを感じますが、日本も早くこんな風になればいいなと思います。
とはいえ、ここでは最近こうなっというよりは、昔からこんな感じということもあるようです。

このスーパーの話ではありませんが、八百屋さんで野菜を買うとパセリを必ずつけてくれるそう。
ハーブが身近な生活なのだと感じます。

お庭やバルコニーにはローズマリーやタイム、セージなどが植えられているところが多く、私がホームステイしているお家でも、「ハーブをとってきて」とお料理の度に大活躍しています。
元ガーデナーでポタジェやフォレストガーデン(食べられる庭づくり)をしていた身としは、これもとても興味深いこと。

お買い物も含めて、毎日が自然療法な暮らしのイタリアの日々はますます目が離せません。・

イタリア料理に欠かせないハーブ。
体にいいだけでなく、お料理も香り高く美味しいものにしてくれます。
ハーブの話は長くなりそうなので、また別の機会に書きたいと思います。