大学生期間を有効活用したい! 〜「好き」を追求する〜
最近、「大学生という期間を有効活用するためには?」という答えのない疑問についてよく考える。
この記事を書きたいと思ったきっかけは、仲の良い同期がストリートピアノで、彼自身が好きな曲を弾いてくれたことだ。
その時演奏を聞いて、彼は「好き」を追求していたように感じた。
自分の作りたい音。好きな旋律。好きなリズム。音楽は実に奥深い。
私は過去に、ピアノコンクールの賞レースで走っていたこともあり、音楽の美しさや楽しさも十分理解しているつもりだ。
弾くのも好きだし、ピアノに限らず、音楽全般聞くのも大好きだ。
今までの自分は、勉強やピアノ・サークル活動などの取り組むこと全てで、他の人の目を気にしすぎていたことに気づいたのである。
所謂「意識が高い」ことや「なんでも卒無くこなす」ことに注視しすぎてしまっていた。
この気づきが、春休みやこれからの大学生活を送る上での大きな指針に繋がってくるのではないかと感じている。
もっと自分の「好き」に忠実に向き合いたい。
これからの長期期間に自信を持って最大限活用したい。
そのような私と同じ考えを持つ方に、少しでも役に立てば幸いである。
1.「好き」を追求することは、意味のないこと?
身の回りの人を見ると、好きなことに関する知識量がものすごい人がいる。
バスや鉄道に関する知識量が膨大な人、自分の住む街の歴史的背景や地形にすごく詳しい人など、種類は様々だ。
自分にはまだ、好きなことをとことん追求できた経験がないので、少し羨ましくも感じる。
私は、好きなことを追求することは意義のあることだと思う。
その人にとってQOLが向上するだけでなく、様々な可能性を秘めた引き出しへ繋がる可能性が高いからだ。
例えば、先程挙げた同期のストリートピアノの例では、彼の演奏後、近くで聴いていたお婆さんが拍手していた。
それは同時に、彼自身の「好き」の追求が、人の心を動かすものであったということである。
好きの追求に意味があるかどうかは、やってみなければわからない。
今活きていないだけかもしれないし、今後のアイデアや活動・人生にまで繋がるかもしれない。改めて「好き」の追求は大事だなと感じられた瞬間であった。
2.大学生という期間の意義
好きの追求がたとえ意味のないものであったとしても、その「無駄」が許されるのがこの大学生という期間である。
逆を言えば、この大学生という期間で「しか」できないことをやらなければ勿体ないのである。
私の個人的な意見であるが、バイトのし過ぎは返って勿体ないことであると思う。
当然バイトは立派な社会経験であるし、生活や自分の自由のためにお金を稼ぐ必要があるので、必要ないとは全く思わない。
しかし、バイトや仕事は社会に出てからもできることに加え、今後大学生の期間でいつでもできるので急を要するものではない。(個人の意見です)
では、大学生という期間「でしか」できないことって何だろう。
答えはないし、1人1人答えが違って当然だ。
私の考える大学生でしかできないことは、去年から実行に移している。
次の項目では、ざっくりとこの1年間の私の活動を紹介する。
3.これまでとこれから。 〜これまで編〜
①長崎大学公式PR動画コンテストの参加・最優秀賞受賞
私は中学2年生の時に参加した時代劇制作の活動以来、動画編集や映像撮影に興味を持ち、中高で多くの動画制作経験を積んできた。動画制作にかける思いやこれからの展望に関しては、今後の投稿で紹介できたらと考えている。
動画制作には膨大な手間と時間がかかるし、苦労も多い。だが、このような活動は社会に出てからは確実に出来ないと思う。
お陰様で、現在アップされている長崎大学公式の入試広報チャンネルでは、チャンネル史上最高の再生回数2400回、好評価22いいねを達成。
入試の出願期には、1日最大100回(≒人)以上の再生を記録。
大学生の期間でしかできないことで、かつ、自分の「好き」の追求が結果的に、多くの受験生や高校生・在校生へ良い影響を与えることができた例だと考えている。
次の作品は、映像サークルすらも作れない、3Dグラフィック等の技術を駆使した面白いものにしたい。
これらは当然やったことはないが、だからこそやりがいがある。
乞うご期待下さい。これからも、長崎大学のPRに貢献して参ります。
提出作品は、以下のリンクからご覧頂けます。
https://www.youtube.com/watch?v=Iw01Ov3WvHk&t=66s
②アプリ開発
コロナ渦の影響で、飲食店をはじめ、様々な方面で打撃を受けている。
その中で、今の自分が興味のあることを活かして、何か人の役に立つことができないかを考えた結果、「アプリ開発」の活動を始めたいと思ったのである。
情報の授業でたまたまお世話になっていた教授に、まずアプリ案をPRした。
それが思いの他好評で、その教授の紹介で話を上げて頂き、なんと副学長(大学の情報領域のトップ)にまでPRさせて頂けることになったのであった。
だが、副学長の壁はそう甘くはなかった。アプリの継続や規約設定に関すること、技術面に関することまで細かい指摘が飛んだ。
結果的には、技術面や外部からの支援体制の確保がうまくいかず、進捗が滞ることになってしまった。
だが、このままで終わらせる気はない。次に話すサークル事業に、アプリ開発にうまく取り込むことで最終的には繋げたいと考えている。
そもそも副学長まで話をしに行って議論をする段階で、大学生の期間しかできないし、大学の環境が与えられていても実現できない人が殆どであると思うので、今後の活動や自信に繋がることは間違いない。
③長崎大学全学微積サークルの創設
昨年の9月に、私はサークルを創設した。
理数系(数学・物理・化学)をはじめとした学問の楽しさを共有することで、見識を広めることを目標とした、長崎大学初の理数系サークルである。
また、大阪大学の学生による、積分サークル(登録者数47万人)というYouTuberのオマージュサークルでもある。
このサークルは、創設経験ゼロの私が1から作り上げたサークルなので、懸ける思いや覚悟は大きい。
人を集めて統率を取る。これだけでも本当に難しい。
それに加えて、
誰を動かし、誰を切り、誰を選抜するか。
どの役職を配置し、何人配置するか。役職リーダーは誰にお願いするのか。
学内でどのポジショニングにサークルを置き、どのようにブランディングするか。
どのようにして大学広報に拾ってもらい、サークル認知度を高めるか。
考えるべきことは挙げればキリがない。
今年の春に公式化申請を行う予定だが、創設当初から公式化までの流れ・代表として何を考え、何を実行したかなどの詳細は、別の記事でまとめることにする。
このように頭を使い、マネージメントするのがすごく面白い。同時に闇が深い。
会社を起業するよりはリスクは低いが、学ぶべきノウハウや身につけるべき技術は全て学べる。サークル創設には、そうしたメリットがあると考えている。
部員の多様な価値観に触れ、サークルとして1つの結論を出す。
これだけでも他人に耳を傾ける癖や、うまく筋道を立てる計画性が身に付く。
サークルを創設してから、自分自身が大いに成長できている実感がある。同時に、自分はこんなに未熟で、こんな課題や欠点があるのかと気付かされることも多い。
私のサークル創設に賛同し、このような機会を与えてくれた、幹部・部員全員には感謝しかない。
これからも、周りへのリスペクトと感謝の気持ちを忘れずに、派手に動いていきたい。
4.就活のため? 就活なんてクソ喰らえ。
よく就活のために「サークル活動には入った方が良い」「運動部の方が良い」などといった話をよく聞く。
結論:そんな動機なら辞めてしまえ。
肩書きを求めて入るくらいなら、努力して功績を何か残す方がよほど建設的で、身になるだろう。
挙げ句の果てには、上記に上げた活動は「就活のため?」と聞かれたことすらある。
非常に腹立たしい。これだから、高校受験に毒された内申主義者は嫌いだ。
私は中学受験で中高一貫へ入学した身なので、高校受験は経験していない。
ゆえに、内申等は気にせず、やりたいことをやりたいままにやってきた6年間だった。
「それは今、自分が本当にやりたいことか?」
「それで人生は楽しくなるか?」
「それは誰かのためになるか?貢献できるか?」
私は、これらをいつも自問自答する。
やはり自分が心からやりたいことではないと、何事も突き詰める・追究(追求)するのは難しい。
勉強も、スポーツも、恋愛も。全てにおいて通じるものであると思う。
5.努力ベースの自信が一番有効。 〜これから編〜
同期と話していて、他人を馬鹿にしたり下に見ることで、自己肯定感を上げようとしている人の話をよく聞く。
しかし、それは一時的なその場凌ぎにしかならない。
自分で今できる最大限の努力をして、結果を出す。
確かに結果を出すことは大変だし、膨大な量の努力と覚悟が必要。
成し遂げた時の達成感と、他人よりも一歩前に進めたことに対する優越感。
1度物事に成功すると、またその快感を味わいたくなる。
どんどんやりたいことが増えてくる。それにより、人生が豊かになる。
それが、自分自身にしかわからない自信に繋がる。まさに、今の私の原動力だ。
しかし、他の人とは違うことをやるのは怖い。出る杭は打たれるからだ。
だが、私は批判するアンチをも自信に繋げたいと考えている。
批判されるのは、それだけ多くの人に自分の活動が見てもらえているということ。
ただ、突き抜けるところまで突き抜けてしまえば、何も言われなくなる。
中途半端であると「自分でも追いつけそうだ」と考える、中途半端なヤツの食い物にされてしまう。
だからこそ、結果を出す。
自分自身の自信に繋がるだけでなく、保身にも繋がるわけだ。
どうせ結果を出すために努力するなら、他の人がやったことがない・なかなかしないことでないと面白くない。
当然新しいことを取り組むにはリスクと責任が伴うが、だからこそ覚悟が決まる。
ただの「意識高い系」ではなく、
好きを追求することで「自他共に幸せにするエンターテイナー」に。
有限責任で、無限の可能性を楽しもう。これが私のこれからの目標だ。