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【メンタル不調】⑤:社会人スタート

前回は、復学〜就職までを書かせていただきました。
今回は社会人になってから、を書きたいと思います。

さて、私が一番最初に勤めた会社はコールセンターでした。
実際勤め始めるまで、コールセンターに電話をかけたことはありましたが、内部事情は想像すらした事がありませんでした。

まず初日。
なんと私は初日に遅刻をしてしまいました。
子供の頃含め、後にも先にも遅刻をしたことはありません。
起きた瞬間、行かないでおこうか…と一瞬思ってしまったのですが、なんとか行けました。
幸い、特に怒られる事もなくオリエンテーション的な事を終えました。

そこから2ヶ月間の研修が始まりました。
1ヶ月は座学。残りの1ヶ月は実際に電話に出るOJTでした。
座学を担当してくださる方はとても厳しいのですが、愛情のある厳しさで、その方のおかげもあり、無事に乗り越えました。
今思えば、社会に出たての私にはちょうどよく、初歩の社会常識や、敬語の使い方まで教えてもらえて、後々の社会人生活にかなり役立ったと思います。

ですが、OJTから地獄の日々がはじまりました。
実際のお客さんと話すのです。
もちろんクレーマーの方もいらっしゃいました。
それに加えて、営業して注文を取らなきゃいけなくて。
友達にもお願い事ができない私には苦痛で苦痛でしかたなかったのを覚えています。
研修中の担当の方は良かったのですが、今思うと、現場の上司は精神的に未熟な人が多かったように思います。
お客さんの個人情報をネタに笑ったり、オペレーターの私たちに意地悪をしたり…

HSPの私にはもう毎日が苦痛で苦痛。
でもその思いとは逆で、HSPがゆえに、お客さんの思いをくみとったり、ペースを合わせたりできていたせいか、上司からの評価は良く「向いている」と言われてました。
その頃はそうやって言ってもらっても複雑な気持ちでした。
自分では、「精神的にもたない」「一生こうやってクレーム聞くの?」「営業トークしたくない」「向いていない」…
そんな風に思いながら仕事をする日々でした。

研修の段階でたくさんの人が辞めていく中、続けられたのは同期の存在だったと思います。
仲が良かったので、毎晩飲み歩いてストレス発散してました。
ですが、辛い思いをしてお給料をもらっても、そのストレスを発散するためにお金が消えていて、一体何のために働いているのだろう?と思ってました。

コールセンターで働いていた時は頻繁に仕事を休むし、飲みに行かない日は仕事後にすごい量の食べ物を買って帰宅してダラダラしておりました。
部屋も汚いし、料理もしない、相変わらず巨体… もう最悪でしたね。

そんな中でも良かったこともありました。
会社で資格を取ったら一万円がもらえると言われ、取得する機会があったんですよね。
その時に、改めて勉強する楽しさや達成することの喜びを少し思い出せたんです。
それは今後の人生の中で小さな小さな、でも確実なターニングポイントとなりました。

そのくらいの時期からダイエットもはじめて、30kgくらい痩せて彼ができました。
結局1年半ほど働いて、彼と同棲するタイミングでコールセンターは辞めることになりました。

すごく辛かったけど、学びも多かったし、今後の役に立つこともあったので良かったと思います。
まぁ、ぜっったいに戻りたくない過去ですが。

今回は社会人をスタートさせたばかりの頃の話を書きました。
次回は同棲してからのことを書きたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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