Windows小ネタno.6 Gitで特定のファイルのみ追跡する方法
今日はGitに関する小ネタです。
MT4でFXトレード戦略を作成しています。
デモ口座で稼働確認し、その後本番環境でフォワードテストを実施する予定です。
テスト環境、デモ・本番環境は別々の端末・環境でMT4プログラムを動かすため、バージョン管理・同期のためにGithubを利用しました。
この記事では、Gitを利用する際に特定のファイルのみ含める方法を共有します。
背景
ようやくデモ・本番環境でFXトレード戦略を実行する段階になりました。
このあたりから、きちんとバージョン管理をして、各バージョンでの成績、勝率・プロフィットファクターなどを記録していく必要があります。
そのためにGitを導入することにしました。
MT4では、MQL4に以下のようなフォルダが作成され各種データ・ファイルが保持されます。
今回の目的で同期が必要なものは、Expertsフォルダにある一部の .mq4ファイルのみです。
gitで一部のファイルのみ追跡できるようにしたいところですが、.gitignoreで除外すべきリストを列挙するのは面倒です。
そのため、除外するものではなく、含めたいもののみ指定したいというのが今回やりたいことです。
ネットで調べたところ .gitignoreとは別に .gitincludeなどで指定できるのかな~と考えていましたが、.gitignoreに記載する方法になるようです。
他のブログで説明されているものがいくつかありましたが、分かりにくかったので端的に記載方法をこちらで紹介します。
.gitignoreで特定のファイルのみ含める方法
具体的な記載例は以下のとおりです。
*
!.gitignore
!/Experts
!/Experts/EURJPY_ea3.mq4
一行目の "*"は、すべて除外しますという宣言になります。
それ以降の "!"で始まるのが、すべて除外からの例外、つまり、含めるものを指定するものになります。
この例では、.gitignoreと/Experts/EURJPY_ea3.mq4のみ含まれることになります。
指定のポイントは以下の二つ
含めるものを "!"で指定する
含めるものがフォルダ階層にある場合、そのフォルダ自体も個別に "!"で指定する。
この2点目が意外と分かりにくく設定に時間がかかってしまいました。
上の例では、 "!Experts"としているところですね。
これがないと、最後の行が反映されません。
最後に
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