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【オンライン対話】人生のステージを問わず自分らしく活躍!〜ビジュアライズを活用した起業〜に登壇しました

こんにちは!
-あなたと共に、未来を描く- Draw your Future のごとうえりかです。

今回は6月13日(木)共創型ビジュアルプラクティショナー養成プログラムの修了生として、「人生のステージを問わず自分らしく活躍!〜ビジュアライズを活用した起業」に登壇しました!

グラフィック全体はこちらからご覧いただけます

グラフィックの書き手は齊藤 愛さんこと、めぐちょんです。ありがとう!


◆登壇を経て、振り返ったことの記録

わたしは個人事業主として現在、グラフィック・レコーディング(以下、グラレコ)やグラフィック・ファシリテーション(以下、グラファシ)など可視化の実践を行っていますが、今回の登壇はこれまでの道のりを振り返るきかっけとなりました。
改めて大切にしておきたいポイントを、いくつか記録しておきます。


●できるようになるには、小さな実践の積み重ねる。しかない

可視化の取り組みをしているとよく、「どうやってグラレコやグラファシができるようになったんですか?」「どうしたら、できるようになりますか?」という質問に出会います。

おそらく質問者の方はHOW TOやスキルを知りたくて聞かれているのだろう、と毎回想定しつつ「できるようになるには、やってみるしかない!」とお答えしています。
(わたしがどの程度「できているのか」は一旦棚上げしたとして。。)

例えば、泳げるようになりたい!と思い立った際に、いくら言葉や動画で泳ぎ方を教わっても、実際に泳いでみるまでは泳げるようになりませんよね。可視化も、同じことがいえるのでは?という立場です。

もちろん世の中にはグラレコ/グラファシをはじめとした見える化の書籍、講座が数多くあります。どうやるか、スキルのこと、学ぶ機会はあります。それらがあなたの道筋を助けてくれるのは確かです。

ただ、はじめ方ややり方は人それぞれで良い。手を動かしたあなたの小さな目の前の実践と、その積み重ねこそが尊いもので、その先に自分なりの「できた」という手応えや在り方を見出してゆけるのだと思っています。


●「応援者」の存在のありがたさ!

では、どのように実践してきたのか?
わたしの場合は、日常の中に実践を積み重ねる機会があり、それを応援してくれる人や環境に恵まれていました。

  • 子どもの頃から、自分のために書いていた板書やスケッチノート(グラフィカルにノート書き、まとめる)が、自分だけでなく周りの友人や同僚にとっても理解を深める助けになることを知る。

  • イベントの打ち合わせで、会場や物品のイメージを手元資料にイラスト描き加えながら説明する。打ち合わせ先から「具体的なイメージがわきやすい!これいいね。」とフィードバックをいただく。

お互いの認識をすり合わせたり、思い描いたことを実現したりするために
日頃からビジュアルコミュニケーションを活用していました
  • トークセッションで、「絵描くの得意だったよね?対話を板書してほしい!」と先輩からお呼び(無茶ぶり)がかかる。また、登壇者や会場の皆さんと可視化を楽しみ、会場全体で共通認識がはかられる体験をする。

2016年6月:先輩の無茶ぶりで突然、人前で対話を即興で板書することになった日のこと
  • アウトプットをみた講師の方から、「君には才能があるし、その力を磨いた方がいい。今後の連続講座で可視化役をしてほしい!」と実績を積む提案いただく。

  • 対話やコミュニケーションを促進する「絵を描く人」「板書の人」として役割を認識いただく。あるいはその役割で手を挙げ、どんどん場に関わるようになり、本業・副業で描くことが日常になる。

2017年ごろから、社内外あらゆる場所で「板書の人」として手を動かし続けてきました

上記は一例ですが、ひとつひとつの言葉や体験に励まされ、楽しみながら「とりあえずやってみる」→「気付きや学びを振り返り、発信する」→「次の機会へ」という流れを繰り返してきました。

他にも幸運なことに、家族や友人など周囲に個人事業主や起業経験者が多かったこと、新卒で教育系の組織に入社していたことから、挑戦する人には積極的に機会が開かれる風土や、共に挑戦を育ててくれる人々に恵まれ、その環境に支えられてきました。

グラレコ/グラファシに限らず、自分の強みを生かし、やってみたいことを形にできる、応援しあえる関係性や環境をつくることは今後も大事にしていきたいことです。


●提案や値付けの難しさと、持続性や市場に対する責任

とはいえ業として続けるには、どのような価値を提供し、見合った報酬を得てゆくかという視点も欠かせません。

相手の困りごとやニーズに応えられているか。価値に見合った値付けができているか。お客様や私個人も含め、関わる全ての人にとって持続的な取り組みであるか。など
わたしも一定の型を持ちつつ、最適なバランスを常に模索し続けています。

また同業者やクライエントの方々など市場全体から見て、一個人としてこの価値提供でよいのだろうか?という問いや、持続性や市場に対する責任という視点は、共創型ビジュアルプラクティショナー養成プログラム(以下、共創VP)で学んだことでもありました。


●ひとりでできること、みんなでできること

共創VPを受ける以前は、1人で描き手として場に立つことが多く、提供できる選択肢の少なさを感じていました。

しかし、分科会の事前準備で視覚化の共通フォーマットを作り、各会場の担当者が内容を記録し、全体会場で学びを共有する取り組みを実験的に行い、そのプロセスが会全体あるいは参加者の学びの収穫や促進に効果的だったという手応えがありました。

全員が私と同じ「描く人」でなくても、複数の場を同時的に記録し、学びを深めたり交流することは実現可能であるし、そういった場の運営に関心を持ちました。

企画の設計段階から、学びの収穫をいかにするか?(ハーベスティング)を検討し
共通の可視化フォーマット作成し展開しました

共創VPで多様な実践者に出会い、描く人/それ以外の役割の人が複数いる場をはじめて経験し、そのパワフルさに圧倒されました!
他の実践に触れる経験は、提供する場の選択肢や幅を格段に広げてくれた
と思っています。

また絵をイラスト的に描くのが得意な人、話の構造化が上手な人、ファシリテーションが専門の人、傾聴の姿勢が素晴らしい人など、一口に可視化の実践といっても、背景の違いによって各自の個性や強みがあることも知りました。

異なった背景を持ちつつも、同じ「ビジュアル・プラクティス(可視化の実践)」に取り組む仲間と出会えたこと、自分は何を大切にしたいかの軸を探ることができたことは、わたしの財産になっています。


●成功例ではなく、実践者の1人。共に実践してゆきましょう!

長々書きましたが、これもあくまでわたしの視点からみた一実践と、現時点で見えていることを共有しています。

「特定の誰かが成功例」「どこに正しい答えがある」、のではないからこそ、お互いの実践から学び合い、目の前の現実に向き合い続ける。
わたしにとって可視化の実践は、その繰り返しでしかない。のです。

共にこの道を歩む仲間が増えることは、個人的にとてもありがたい!ので、
もし関心がある方は8月10日(土)からはじまる6期プログラムにご参加ください。
詳細が知りたいという方には担当者の方にお繋ぎも可能です。

必要な方に、必要なタイミングで届きますように。
いつか同じ実践者としてお会いできる日を楽しみにしています!


最後に。
登壇のお声かけいただいたホストの耕平さん、同じく話題提供者の里子さん、グラフィッカーのめぐちょん、細やかにサポートしてくださった麻衣子さん、はじめ場を共にしてくださった皆さんに感謝です。
ありがとうございました!


◆プロフィール

後藤 恵理香(ごとう えりか/Goto Erika)
Draw your Future 代表
ビジュアル・プラクティショナー(可視化の実践者)

大学卒業後、キャリア教育を推進するNPOに入職。コーディネーターとして、学校・地域・企業など多様な立場の人と協働しキャリア教育プログラムを推進。異なる背景を共有し対話を深める手法として、2016年から対話の可視化の実践をはじめる。
現在、ビジュアル・プラクティショナー(可視化の実践者)として、グラフィック・ファシリテーション/レコーディングなどの技法を活用し、対話の場やプロセスの支援を行う。

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