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マスク騒動から学ぶこと
DX HUB 澤田です
2月以降新型コロナの影響でマスクがコンビニ、ドラッグストアから
消えました。
その中で、メルカリやヤフオクでの高値取引、何かの商品とのセット販売
や品質の悪い商品の流通などさまざまな情報がメディアを賑わしました。
中には数千万円かせいた中国人の方も紹介されてました。
マスク騒動からから事業参入のタイミング、姿勢について考えてみたいです。
1.新型コロナ騒動前後のマスク相場
まず本年2月以降のマスク価格は
新型コロナの影響で世界中でマスクの需要が高まり品薄になったことで
価格も50枚 6,700円だったものが3000円から5000円程度まで高騰しました。
@10円ちょっとが@100円以上にまで値上がりましたので
「マスク価格は短期間で10倍」になりました。
2.商売の基本は安く買って高く売る
ゴールデンウィークに入った頃からマスク価格に異変有り価格が下がってきたとニュースやSNSで知りました。
飲食店の前に山積みされたマスクを見て色々考えてしまいました。
お商売の基本は「安く買って高く売る」
と習いましたし事業の基本だと思いますが
「転売ヤー」さんは何か悪い印象あります。(言い方の問題?)
何故でしょう?
「マスクを今すぐ欲しい人がいて価格も折り合っているのに何が悪いの?」
と言い分あると思います。
一般社会から見ると
買い占めにより必要な人がマスクが買えない
マスク無しで出歩く
新型コロナに感染する
周りにも感染拡大
マスク高騰により負担増など
感情的にも悪にする理由もあるようです。
では個人ではなく会社の事業としてはではどうでしょうか?
3.異業種からこのタイミングマスクを取り扱うことについて
以前から医療品の貿易や越境ECなど手がけている会社さんなどは
今回の件で大きな利益を上げているかもしれませんがこれは事業ですので
当然として
異業種からの参入も関連法規にしたがっていれば売れそうな物を売ればよいと思いますし観光や飲食業など売上が全く立たない事業では短期でも資金を稼ぐ必要があるなど選択肢が無かった会社もあると思います。
また利益度外視で顧客や友人のために自身の持つルートを使って
供給してくれた友人経営者には大変感謝しております。
しかし他の事業で事業がそれほど影響を受けない中であえて
3,4月のタイミングで収益目当てにマスクの調達に動いた、
真剣に考えた経営者は経営判断につて考え直す必要あります。
理由として
1 遅すぎる テレビでニーズが顕在化してから動いても遅い
2 高すぎる(利益が薄い)皆が欲しがるので原価が上がる
3 超短期で在庫リスク 需給次第で価格は暴落、不良在庫に
4 品質保証できない 素人では品質の良し悪しの判断できない
5 責任とれない 粗悪品を販売し顧客がウイルス感染した場合
以上の理由からマスクに限らず既に顕在化したニーズを必死に短期的に
取りに行く行くような事業は成り立ちませんし儲かっても短期的で
会社全体のブランディングには貢献しにくいと考えます。
また気になったのはSNSのグループ投稿などで見たこともない商品(出所不明)情報をブローカーの様に発信している人も見かけました。
その様な態度ではマスク以前にその方の事業への姿勢が問われ、本業の商品やサービスまでマイナスの影響を受けると思います。
もし売るなら、メーカーも品質も間違いないものを高くても取り扱い
何かあったら責任を取る。
そうでないなら間に入って少しマージンをとるようなブローカー行為と
疑われるような事はしないほうが賢明だと思います。
企業は新しい事を次々と始める必要ありますが
しっかりとした基準は経営者が持っている必要ありますね。
次回 商社(商売)とブローカーの違いについて書きます。
いつもありがとうございます。
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