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#創作大賞2024
【詩】晴れているのに白い空
あなたに聞きたい事がある
その想いが溢れ落ちる
何度も 何度も
言葉にしようとして胸が詰まる
あなたとずっと一緒にいたい
だからこそ聞けないこと
あなたのいない世界が想像できない
まだ受け入れられないでいる
何度も 何度も
言葉にしようとして涙が溢れる
サヨナラを覚悟しないと
あなたと一緒にいられないから
【詩】空の向こう側で
公園のブランコに
今も揺れてる 青臭い頃の想い
近所にいて 同じクラスで
それでも顔がわかるくらいで
なんであの夜
ふたりで話したんだっけ
曇り空に問いかけてる
輝いていた夢の欠片と
想う女の子の話
お前はあの時
笑ったんだっけ
それとも泣いていたっけ
馬鹿な話で朝まで笑って
馬鹿だなぁ ガキだったなぁ
あれから あの娘
母親になったらしいよ
俺も親父になったよ
今 どうしてる
空の向
【詩】rendez-vous
あなたのそばに寄り添って
西の空で待っています
今夜 あなたとランデブー
あなたに笑顔が満ちた夜も
あなたの心が少し欠けた夜も
あなたの姿が見えない夜も
いつもあなたを待っています
明日の宵のひとときも
あなたと一緒にいたいのです
わたしも同じ想いです
あなたに会うのが楽しみです
明日は朝にも会えませんか?
あなたが願ってくれるなら
少し早起きしてみましょう
この夜が明ける頃
東の空に会い
【詩】present : 形容詞
君に何かを贈りたい
君がそこに存在してくれていることへの感謝のしるしとして
君に贈るなら何がいいだろう
君には何が似合うだろうか
高価なものはやめておこう
たぶん僕には似合わないから
お洒落なものはやめておこう
それを見つけるのは君の方が得意だから
綺麗な花はやめておこう
その花より君は美しいのだから
僕は君に似合っているだろうか
そう問いかけてやめる
それでも僕はここに存在している