人生は短い
ここ5~6年、それとも7~8年になるでしょうか。新しい曲の制作と並行して過去の曲の録り直し、いわゆるリメイクを地道に行なっております。
リメイクの対象となるのは「良い曲なのに録音が悪い」「良い曲なのに歌が下手」「良い曲なのに演奏が下手」という、まぁ簡単に言えば良い曲なのに作品としての合格点に達していない、ということになるでしょうか。尤も、良い曲なんて主観でしかありませんし、まして自作の曲となれば、客観性を著しく欠いている訳で…。自分が残したいと思っている自分の曲をリメイクしている、ということですかね。
ワタクシの音楽制作は、中学2年生の時から始まりました。「音楽制作」なんて言っても、立派な機材がある訳でもなく、ロクに弾けないギターでポロンポロンやる程度の話です。それでも、何かに憑かれたように曲をせっせと作り、自問自答と試行錯誤を繰り返しながら、何とか進んでいったという感じでした。当時はインターネットなど無く、教えてくれる人もいなかったので、頼れるものは自分の「勘」と、リットーミュージック社の「サウンド&レコーディングマガジン」という専門誌でした。
でもやはり、よほど楽しかったのでしょう。高校生くらいになると専用の機材が増え、デモテープ作りは日課となり、10曲ほどを収録した46分のカセットテープが月1本ペースで出来上がってくるのでした。まぁ、内容はそれなりなんですけども(笑)。
そんな中に「戦後40年」という曲があります。1985年、高校1年生の時に作った曲です。この間、ふとそれを思い出しまして。
「そうか、あの時、戦後40年だったんだな…」
「あれから、この世の中はどう進化したのか。人は、幸せな方向へ向かっているのか。過ちは繰り返していないだろうか。俺は、俺なりにだとしても、成長しているのか…?」等々、様々なことを思いました。
しかし、最も重要な事実に気が付いてしまったのです。それは、
「<戦後40年>から40年が近づいている」ということです❕❕
これはヤバい。マズい。のんびりしていてはイカン。
のんびりしている訳では無いんですけどね。
人生は短い。あっという間な気がします。
日々、一生懸命生きたいと思います。楽しく。