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移住に向けた準備①ものを減らす
こんにちは。3月も終わりに近づき、だいぶ春めいてきましたね。街はベージュのトレンチコートの女性だらけで、「『ウォーリーをさがせ』かよ」とつっこみたくなります。
そんな時期ですので、今日は引っ越しのお話です。
国外への移住を視野に入れ始めると、遅かれ早かれ引っ越しと向き合わなければならない時が来ます。
これは国内の引っ越しでも同じことかもしれませんが、いざ荷造りをし始めると「一体これだけのものがどうやってこの家に収まってたんだ」と驚くぐらい荷物が出てくる、というのはよくあることです。普段は押し入れやベッド下に入っていて見えていないモノも、引きずり出してひとまとめにすると圧倒されるくらいの量になりますよね。
昨今はミニマリストの流行もあって日頃から極力不要なものは持たないようにしているという人もいるかと思いますが、多くの人にとって引っ越しの荷造りはまだまだ頭痛の種でしょう。
荷造りだけで十分気が滅入りますが、もちろん費用だってかかります。本格的な引っ越し業者さんにお願いするとウン十万というシャレにならない見積もりが出てくるので、クロネコヤマトの引っ越しサービスだったらちょっとは安いんじゃないかと思って検索してみました。
クロネコヤマトの海外引っ越しサービス
今の時点ではまだどこの業者さんからも正式な見積もりをもらっていないので比較のしようがないですが、単身コースだと地域によっては95,000円からということで、許容範囲ないかなと思います。
単身コースというだけあって当然のことながら運んでもらえる荷物量は少なめですが、むしろこれに収まる量まで荷物を減らす、という思考に切り替えてしまえばいいんですよね。
「これだけはどうしても日本から持っていかねばならない」というものだけに絞って(日本から持っていきたいものについては別の記事に書く予定)、それ以外は切り捨てていく覚悟を持つ。そうしないとキリがないです。
持っていけるモノの量は決まっているので、大量の持ち物の中から本当に持っていきたいモノだけを厳選し、あとは処分するなり誰か(実家など)に預ける必要があります。
この「処分」の仕方がポイントです。20年前だったら不用品はお金を払って粗大ゴミにするしかなかったですが、今は不用品をメルカリやヤフオクで売ってお金にすることができます。お金だけではなく、自分が捨ててしまうはずものを他の人が再利用してくれることでゴミを減らすことができるんです。ほんと便利な世の中です。
ただですね、いざ移住の日取りが決まって、そこから持っていくもの・持っていかないものの選別を始めると、持ち物の量に圧倒されてしまうんですよ。メルカリやヤフオクの出品ってそれなりに手間もかかって面倒ですし、そもそも出品してから売れるまでにどれくらいの時間がかかるかも分かりません。「引っ越しまであと1か月」というタイミングになってからこんな手間のかかることを始めていたら、ほとんどの人はこうなると思います。
「ああーっもうめんどくさい、全部捨てちゃえ!!」
私のこれまでの経験からも断言できますが、引っ越しが間近に迫って切羽詰まると、もうお金がもったいないだのエコだのなんて言ってられなくなります。時間さえあれば引き取り手を探すことができたモノたちが、タイムリミットに迫られてゴミになってしまうんです。
引っ越しのたびにこれを繰り返してきた経験から、私は心に誓いました。今度こそ余裕を持って準備するんだ。間近になって全部捨てることだけはやめよう、と。
何かを買いたくなった時、「本当に必要なものか」ということに加えて「私たちのところで不要になったら引き取り手が見つかるか」という視点も持つようになりました。
すでに持っているものに関しても、手放すことができるものがないかを日頃から意識するようになりました。家にあっても使用頻度が低いのであれば、新しい持ち主を見つけて活用してもらったほうがモノにとっても幸せなはずです。
引っ越しの準備なんてまだまだ先で大丈夫だなんて思わないほうがいいです。国外移住を視野に入れたその時から引っ越しの準備は始まっています。