DV-2021 Mandamus訴訟②
こんにちは。もう3月も終わってしまいますね。
コロナの流行が始まって1年以上経ちますが、去年の今頃はまだだいぶ楽観的でしたよね。「オリンピックを2021年に延期するべきかどうか」なんて議論していたのが夢のようです。今考えると、あの状況下でオリンピックなんて強行開催していたら日本は世界中からひんしゅく買いまくって終わっていたでしょうね。
2021年度が半分終わったところでの進捗
さて、3月が終わるということは、DV-2021の会計年度が始まってちょうど半年が経過したことになります。
BritSimonによると、例年最初の3か月はのんびりしていてビザ発給・面接の進捗が比較的少ないが、年をまたいだ1月くらいから徐々に本気出してくるそうです。
今年はというと、すでに皆様ご存知の通りコロナやトランプの移民締め出しによりDVプログラムはつい最近までほとんど進捗がありませんでしたが、2月末に移民禁止令(PP10014)が解除され、3月に入ってようやくDV面接の予約が始まりました。
ここへ来てVisa Bulletinもいい感じで動き始めており、3月31日現在最新のBulletinではアジアが13,000までCurrentになっています。また東京の大使館は2月24日以降すべてのビザサービスを再開しています。
我々はケース番号がCurrentになりそうだなと睨んだ1月下旬にDS-260を提出、その直後にKCCから書類依頼のメールが来たので2月中旬には必要書類をそろえてメールで提出しました。ところが3月終わりになった今日もまだKCCから書類確認済みメールが来ておりません。
ということで、数日間悩んだ結果、DV-2021 Mandamus訴訟に参加することにしました。この決断に至った理由を簡単にお話したいと思います。
(1)優先処理を期待
これまで起こった別の訴訟の結果を見ていると、集団訴訟認定が受けられたとしてもやはり原告になっている人たちのケースが優先的に処理されていることが多そうだったのが決め手でした。
また、国務省でVisa Bulletinの元締めをしているCharlie OppenheimがYouTubeライブで「6月にはすべてのケース番号がCurrentになる見込み」と発言しています。どの程度の確実性での発言かは分かりませんが、もしこれが本当だとしたら、我々よりはるかに後のケース番号の案件も同時に処理されることになります。相当な案件数が一気にKCCになだれ込んで混乱状態になることは容易に想像できるため、原告として参加することで優先的に確実に処理してもらえたらいいな、と考えました。
(2)金額
確かに1500ドル(3月30日から4月5日の間に登録した場合は2000ドル)は平凡な一般家庭の我々にとって少なくない金額ですので正直けっこう迷いました。特に我々の場合、ケース番号はすでにCurrentになっていて書類もすべて提出済みだし、申請の中でひっかかりそうな点もありません。
今にも面接の案内が来るんじゃないか?ということを考えると、1500ドルを払うことがとても惜しく感じられます。
なので、別の角度からも考えてみることにしました。
「1500ドルを払わなかったために、万が一ビザが取得できなかったらどうするか?このリスクを減らすための金額と考えると、1500ドルをどう評価できるか?」
永住権の当選はもちろんお金では買えませんし、別の方法でアメリカに行くにしても時間やコストは比較にならないくらい多くかかります。
そう考えると、1500ドルというのは割と安い買い物かもしれないと思えました。
ということで、訴訟を経験するという思わぬオマケまでついてきたDVビザ申請。なかなか一筋縄ではいきませんが、引き続きレポートしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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