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鼻歌とダンス

前回のひとことお題で本来は鼻歌の話を書きたくて書き始めたのに、
いざ書いてみたらそっちに流れがいかなかったので、別途書くことにした。
こういうのもありかなと思ってお試ししてみる。

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日常生活のなかで皆さんは鼻歌を歌うだろうか。

私は結構な頻度で歌う。
それも基本歌詞がないやつだ。

ドリフターズの舞台セットを変えるときの曲だったり、マリオのステージのBGMだったり、星のカービィのグルメレースだったり、ドラゴンクエストのメインテーマだったり。
こういうのも鼻歌といっていいのかわからないが、まあ歌っているし鼻歌なんだろうと思う。
調べてみたけど【鼻歌】って広辞苑に載ってないんですよ。ビックリした。

鼻歌を歌っているときは家にいるときなどあまり気を使わないときが多い。
無意識に歌っているから、途中で「なんでこの曲なんだろう」と思うことも多々ある。

先日、仕事中にも同じように歌ってしまい自分で驚いた。
その場にはとても仲のいい人ばかりかつ
あまり気の負わない仕事をしていた時だったからだと思う。
「普段はあんまり仕事中には歌わないんだけど……」と言うと、その中のひとりに「本当?私と仕事してるとき大抵歌っているよ?」と返された。
思い出してみれば、その子がいるときにはたしかに大抵歌っている。完全に無意識で言われてようやく気付いた。
リラックスして仕事できる環境はありがたいのでとりあえずその子には感謝している。

一応言っておくと、歌詞がある曲もたまには歌う。
「いえーい」と歌ったあとに続く歌詞が
「めっちゃほりでぃ」なのか
「きみをすきでよかった」なのか
で、勝手に納得したりとかする。
なお何に納得しているかは自分にもわからない。


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もうひとつ、私がリラックスしているときに無意識にでる癖がある。

それがダンスだ。

ダンスと言ってもそんなすごいものでもなく、リズムにのって体を揺らしてみたり、腰を横に振ってみたり、腕を軽く振ってみたりだとかその程度のやつだ。
リズムののるといっても音楽を流しているわけではなくて、
基本的に自分の中にあるリズム、脳内BGMで踊っている。

文字面の感覚としては、
ダンスというより【踊り】のほうが正しいかもしれない。

よくミュージカル映画とかを
「あんな日常的に歌ったりダンスしたりするわけない」という人がいるが、とりあえずここに一人いる。います。
もちろん映画みたいにそのときの心情を歌っているわけでないし、ダンスもあんなに綺麗なものではないけど。

日常的に「踊ってるなー」と認識したのは最近のことだ。
学生の頃、体育の授業が嫌いだった。だから体を動かすのが嫌いなんだと思っていた。
授業でやるダンスなんて最低だし、私は思ったように動けないし本当に苦痛でしかなかった。

けど、強制的に運動をさせられる機会がなくなってから、自分は体を動かすのが好きだと気付いた。
自分の思い思いに体を動かすことは楽しい。
だからたぶん、体が暇だと動いてしまうのだと思う。
家族と話ながら腰を横に振っているとかよくあることだ。

この間は家族と買い物に出掛けたときに、店内BGMのリズムに合わせて腕を軽く上下に振っていた。
無意識で始めたそれが途中から楽しくて意識的にやっていた。もちろん周りの迷惑にはならない程度の範囲で。


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鼻歌もダンスも、じっとしていられないだけだと言われてしまえばそうなのかもしれないけれど。迷惑にならない場所で無意識に出てしまうのは許して欲しい。
なんなら一緒にノリノリになって欲しい。きっと楽しいから。





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おまけのはなし。

自分が普段、無意識に踊っていると気づいてから試してみたことがある。
それは
「イライラしたり気が沈んでしまったら、意識して踊ってみる」ことだ。

これが結構効果があって、
踊っているうちに気持ちが落ち着く。
楽しいとまではいかないが、平穏な気持ちになる。

心と体は密接な関係にあるなと実感する。

保健の授業で聞いたことがある人も多いんじゃないだろうか。
心の疲れは体の症状として現れるし、
体の疲れは心も病ませる、みたいなやつ。
逆もしかりで、
心が元気になれば体も軽くなる、
体を動かせば心も動き出す、みたいな。

実際やってみると本当にそうでちょっと感動した。
人間の身体ってわりと簡単な構造でできている。

なんか心が元気ないなと思ったら
是非軽く踊ってみて欲しい。
きっとちょっとは晴れやかな気持ちになるから。

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