“仙腸関節炎”とのたたかい…⑦ 悪化
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パニック発作をきっかけにプレガバリンの離脱症状が出たらしいことに気づいたわけですが、それ以降ブレインフォグ、呼吸困難感、めまい、頭の締め付け、不眠諸々の身体症状のほか焦燥感や不安感絶望感などの精神症状がセットになって来、1ヶ月ほどは毎日その日一日を生きるのも必死なぐらいでした。
私の場合は一週間ぐらい経つと回復を実感できる程度症状に変化があったため、急性期も回復を信じつつ耐えられたという感じです。
また、仕事の方はちょうど職場で新型コロナウイルスが広まった関係で私は二週間出勤停止になり、寝たきり期間を全く職場に気兼ねなく過ごせたのも不幸中の幸いでした。
異常な不安症状が続いた時期(ちなみに3ヶ月以上経った現在もまだ情緒はやや不安定です)、私はとにかく気を紛らすために毎日暇さえあれば朝も昼も夕方も夜も外を歩き続けていました。
めまいがひどく足取りもおぼつかなかったものの、正気を失って叫び出したくなる不安症状よりは、脳が疲れて頭が真っ白になりそのまま意識を失うような身体症状の方がマシだったからです。
それらの症状が少しだけ和らいできたかな、と思えてきた頃でした。
夕暮れ時、すっかり日課になった散歩中、急に「この先一生椅子に座れないのかもしれない」「腰のことと離脱症状で身動きが取れなくなっても、家族は私のことを気にしてくれない」という考えで頭がいっぱいになり、歩きながら私はつらくて涙を流しました。
不思議なことにその瞬間、もう半年以上おさまっていた下肢のしびれがぶり返しました。
更に急に右足の股関節・鼠蹊部が炎症を起こしたように痛み出し、腿の裏などに鋭い神経痛も出始めました。
そして、仙腸関節部と思しき辺りにチリチリとした不穏な痛みを感じました。
歩きすぎて仙腸関節炎が悪化した、と思いました。
つづく。
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