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“仙腸関節炎”とのたたかい…③ 鍼治療の効果

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1ヶ月ほどは仰向けに寝ると仙骨周辺が火傷をしたようにヒリヒリして、なかなか眠ることもできませんでした。
背中にも痛みがあり、神経痛や腰痛の原因はわからないがとにかくどうにかしたいという思いが募ります。

「腰痛に対して病院がやってくれることなんて大してないよ。整体や鍼に行ってみたら」
と家族が言うのにしぶしぶ同意して、初めての鍼治療を受けてみる事にしました。

半信半疑で受けた1回目の施術、これは正直大して施術後の効果を感じられずがっかりしました。
鍼を身体に刺したかどうかすらわからないぐらいソフトな施術だった上、肝心の腰にほとんど触れられていないのだから当然だ…という感想でした。

ところが、一週間ほど経ってからの2回目の施術。
今度は首筋〜尾骨付近まで丹念に鍼を刺してくれているな、というのを感じながらやってもらった所、なんとその夜以降は仰向けに寝ても痛みが無くなりました。
これ以降私は鍼の先生を信頼するようになりました。

鍼の先生に
「椅子に座ると下肢や左手が痺れてくるのですが、これは治りますか」
と尋ねると
「5回ぐらい通ってもらえれば治るよ」
と何でもないことのように言ってもらえたのも心強く感じました。
しかし残念なことに鍼へ5回以上通っても椅子に座った時に出てくる痺れはなくなりませんでした…。

鍼へ通うかたわら近所にあったAKA博田法の認定医が営む整形外科でAKAをやってもらったり、長〜い針を尾骨付近に挿入されるあの怖いブロック注射もしてもらいました。
しかし注射後に下肢全体が麻痺した直後ですら、椅子に座った時の痺れは消えない…。

あいかわらず原因は全くわからないものの、神経に影響があるのならば神経を圧迫するような動作をすると悪化してしまう!という恐怖心で、私はとにかく「腰に負担をかけると言われる動作」「椅子に座ること」を徹底的に避けて生活するようになりました。
つづく。

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