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Théodora
2019年12月15日 20:45
2004年の夏になっていました。その日はよく晴れていて、日差しが強かったのを覚えています。午後のまだ早い時間でした。わたしは何か必要があって外へ出たんだと思います。とても暑かったので、自動販売機のコーラを買いに出たのかもしれません。野原のほうに行くと、やや先をずっちが歩いていくのが見えました。声をかけようとして、ちょっとためらいました。なんだか急いでいるように見えたのです。ずっちは
2019年12月16日 23:55
2019年12月18日 21:41
ずっちの二重生活が発覚してから半年が経ちました。今は2005年1月です。来月にはこの渋谷区の部屋を出て、練馬区の「はんの木緑地」を背にした家の2階に移ることにしました。1995年11月にここへ越してきましたから、9年半ほど住んでいたことになります。ずっちはもうすぐ10歳、2回目の引っ越しです。ここに住み続けていたのは、ずっちが憩っていたあのすばらしい野原があったからです。ところが、しばら
2020年1月26日 17:50
さて、ずっちを連れて2回目の引っ越しをしました。2005年3月のことです。袋小路の行き止まりに立つ一軒家の2階部分を借りました。家のすぐ裏には「はんの木緑地」が広がっています。広い出窓が東と西の2方向にあって、東の出窓からは道路の様子を、西の出窓からは緑地の木立を眺めることができ、南側にはベランダもあります。木造の古い家ですが光はふんだんに入ってきました。写真は東の出窓です。ラベンダー越し
2020年1月28日 22:43
2020年1月30日 12:47
2020年5月6日 21:34
写真は2005年4月末、寝室から撮ったものです。向こうの家がずっと遠くにあって、樹木が繁ってくると屋根しか見えなくなります。以前、新しい部屋のすぐ裏手には「はんの木緑地」が広がっていると書きました。建物の背がブロック塀を挟んで緑地と接している格好です。ブロック塀から向こう側を覗くと、ここが崖っぷちで、5メートルくらい真下からさらに下がっていく形で、なだらかな緑地が広がっているのがわかります。「
2020年6月4日 18:34