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バッタを倒しにアフリカへ 前野 ウルド 浩太郎
こんなに楽しい本だったのか!😳と早く読まなかった事を後悔したぐらい面白かった。
この本、言うなれば「夢を叶えるための地球の歩き方」😁
モーリタニアの砂漠で、かつてファーブルに憧れた若者が、バッタの専門家になって世界を救うべく奮闘する自伝エッセイ。
出だしから旱魃で研究対象のバッタが発生しないという極上の不幸に見舞われ、文化の違いに翻弄され、成果が出ないまま期限切れで無職になり....
アヒルと鴨のコインロッカー
この人の小説は本当に登場人物が魅力的だ。
「残念ながら、クロシバ。君は今日から商品ではなく友人に格下げになった」
と、売れ残った柴犬に言うペットショップの店長さんがいい。
半月前に買ったダックスフントを気に入らないから引き取ってと電話して来た客に
「あなたこそ息を引き取って」
と言いそうになる琴美ちゃんもいい。
読むうちにどんどん登場人物を好きになるから、読み終わった時、あまりの辛さと悲しさに