組織の"壁"と"架け橋":階層とフラットさが生み出す理想の職場
こんにちは、だぴてぃです。
本日もチーム論、展開していきましょう。
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■パワーのベクトルを意識せよ
組織には常に二つの力が存在する。
縦の力と横の力。
一見、相反するように見えるこの2つの組織構造が、実は驚くほど繊細なバランスを生み出すんです。
僕自身、いろんなチームマネジメント手法を試してきて感じたのは、「完璧な組織構造」という幻想。リーダーなりたての最初の頃は「このスタイルこそベストでNo1!!」と確信していたものがありました。でも、現実はそんなものはなかったんです。
むしろ、状況に応じて柔軟に変化できる組織こそが、真に強い組織なんです。
「柔軟に」とは言いましたが、組織には縦の力(職位による階層)と横の力(フラットなチームスタイル)が存在します。
どちらがいい、というお話ではなく、どちらにもメリットがあります。
相反するこの2つの力。。。
一体どう融合できるのか?
僕の経験から紐解いていきます。
■違うスタイルの職場経験
階層型組織での僕の経験です。
今所属している企業では、厳密な役職別の意思決定階層が存在していました。
これはどこの病院でも同じだと思います。医療とはトップダウンでタスクが実行されることが多い業種なので。
ある時、若手だった僕は、職場改善プロジェクトの改善案を持っていました。
しかし、その案を伝えるためには、先輩→係長→部長→経営陣と、ワンミスも許されないまるで迷路のような承認プロセスを通り抜ける必要がありました。電流イライラ棒状態です。
正直この現実に、もどかしさしか感じませんでした。どんな素晴らしいアイデアも、階層の壁に阻まれて消えていく。そう感じるんです。そして実際に消えていくんです。
対照的に、前職での経験したでは、フラットな組織文化を経験しました。
社長やチーフなど役割はあれど、社長自らがフレンドリーにスタッフに接してくれるおかげで誰もが平等に意見を言え、アイデアの源泉が多様であることを肌で感じました。
ポイントは、どちらの組織構造にも「長所」と「短所」があること。重要なのは、状況に応じて柔軟に対応できる組織の「知性」なんです。
■まとめ
最終的に、理想的な組織とはどんなものでしょう。
まとめておきます。
これら全てを兼ね備えた組織。
それが、真の理想的な組織と言えるでしょう。