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海外ビジネスで大切な心得

皆さんこんにちは!
最近ダンホルが強すぎて髭のデザインに興味を持ちだしたハギワラです。

前回の記事でシオタからカンボジアの話が出たので今回は僕が海外でビジネスを行ううえで気をつけていることや大切にしている考えを書いていこうと思います。毎週の定例ミーティングでも幾度となく僕らが話し合っている内容でもあります。
前回の記事をまだ読まれていない方はこちらをご覧ください↓

僕は現在カンボジア在住4年目で不動産業を中心に5つほどのビジネスに携わっています。コロナ禍でロックダウンを経験したり、日本では無いような様々なイレギュラーなトラブルに悩まされたりと紆余曲折ありましたが順調に仕事の幅を広げてこれている実感があります。今期は海外を拠点に活動している日本人起業家ネットワーク、一般社団法人WAOJEのプノンペン支部事務局理事も務めさせていただいています。今日は様々な失敗を重ねたうえで大切にしていることをシェアさせていただきたいと思います。
まだまだチャレンジの過程ではありますが今後海外でのビジネス展開をお考えの方や思うような結果が出ていない方の参考になれますと幸いです。
それではいきましょう!!


日本の感覚を持ち込まない

まず一つ目は日本の感覚を持ち込まないということです。
これは海外でビジネスをするうえで一件当たり前に思うことですが最初は意識しないとなかなかストレスに感じることが多く苦戦した点でした。
日本人はとても勤勉で真面目かつ誠実なんだなと再認識する機会も多くありました。具体的に例を挙げると時間を守る。自分に非があったら謝罪をする。納期を守るといったような点です。
僕が住んでいるのはカンボジアですがこのような日本人には当たり前のような感覚が薄いと感じます。(もちろん人によっては日本人同様の感覚で仕事をする人もいます)
僕も最初は社員に対して遅刻を厳しく管理したり引き締めの強いマネジメントを行おうとしていましたが全くの逆効果でした。働く時間をフレキシブルにする代わりに決められたことは決まった期間内に完結させるような管理体制にする。計画がスケジュール通りに進まないことを頭に入れてプランB、プランCと次の手を用意しておく。マニュアルを作り業務を仕組み化し、属人化しない社内体制を作る。そのようなことを行った結果、離職率が高いカンボジアで社員の半数が勤続3年以上を迎えています。他人に期待をしないといった意識とイレギュラーな事象が起きても柔軟に対応できる適応力を持つことが重要ですね。
税制や法律面でももちろん日本との違いがありますので”日本ではこうだから”といった考えを持つことは非常に危険です。会計事務所や弁護士事務所とのコネクションを作り、正確なアドバイスを受けることをお勧めします。

ターゲティングを明確に

次に日本でも重要な点ですが決して間違ってはいけないのがターゲティングだと思っています。”誰に何のために商品やサービスを提供するのか?”そして”客数×客単価×リピート率”3つのすべてが揃わなくても2つ以上の数字をいかに上げることができるかといったことを考える必要があります。当たり前のようなことを言っていますがここが抜けていると長期的に利益を出し続けることは不可能だと思っています。
大前提として海外を舞台に活動する僕らは外国人であるということを忘れてはいけません。カンボジアの場合、外務省が出しているデータ上では現在の総人口は約1700万人、そのうち90%がカンボジア人です。在住日本人の数は約3500人となっています。最新の一人当たりGDPは1920$、物価上昇率は2%、平均月収は約300$で最低賃金は200$となっています。
カンボジアは貧富の差が非常に激しく、道路で物乞いをしているような層もいれば都心部ではロールスロイスやベントレーといった高級車をよく見かけますしカンボジア人の富裕層も一定層います。
カンボジアでビジネスを展開するのであれば中間所得層以上に的を絞り、客数、客単価、リピート率が高く見込める設計、戦略を練るのがいいかと思っています。在住日本人が約3500人しかいない中でto Bで客単価、リピート率が高いビジネスを仕掛けるのは有りかとは思いますがto Cで在住日本人に向けた商品、サービスを展開するのはなかなか至難の業です。
その国の市場にあった戦略を練り、ローカライズしていくことが重要かと思います。もちろん我々ダンホルチームも常にそこを念頭に置いた戦略を練っています。

マーケティングにアクセントを加える

続いてはマーケティングについてです。マーケティングに関しても国と市場に適した戦略が必要です。
カンボジアは貧困国といった印象が強いかと思いますがスマートフォンの普及率が非常に高いです。通信費がプリペイド式で安価なのと中古であればスマホ端末は100$以下でも販売されています。月の通信料はたったの5$程度です。子供もスマホを持っていますしインターネット環境が整っていてデジタルツールも便利なものが多いです。
カンボジアで最も利用されているSNSは圧倒的にFacebookです。ほとんどの方がFacebookページを持っており、企業や店舗はHP代わりにビジネスアカウントを利用しています。スポーツの試合もFacebook LIVEでリアルタイム配信がされていてカンボジアでは欠かせないツールになっています。利用率、稼働率で見るとFacebook→TikTok→Instagramといった順かと思います。
情報量が多いSNS媒体ではいかにターゲットに対して効果的なアプローチをしていくかが鍵になってきます。言語は現地語を使い、より多くのローカル層の目に留まる仕掛けが必要です。カンボジアでもインフルエンサーマーケティングが徐々に普及はしていますがフォロワー数5千人程度のマイクロインフルエンサー層が多い為、日本のような反響はそこまで期待できません。
我々ダンホルはカンボジア国内でフィットネスアパレルとエナジードリンクの販売に向けて準備をしていますが国内で有名で知名度のあるスポーツ選手をプロモーターに起用したマーケティングを実行予定です。

環境設定にこだわる

最後は環境設定に関してです。これは日本でも本質は同じだと思いますが海外では特に大事になってくる部分かと個人的に思っています。同じレベル、ステージの人間同士が関わりやすく、つるみやすい傾向にあるのは皆さんも感じていることかと思います。海外にいると外国人のコミュニティが小さい為、誰と関わるかがより結果に大きく影響してくると感じています。
カンボジアの場合、外資の参入障壁が低く起業のハードルも低いです。平均月収約300$の国ですのでそこまで大きく稼ぐことができなくても余裕で生活することができます。カンボジアにいる僕ら日本人を含めた外国人も所得格差が非常に激しいと感じています。目的、目標設定を明確にしそれに応じた人間関係を構築しないと視座が低くなり、起業したのに日本の新卒サラリーマンよりも稼げていないといったような状況に簡単に陥ってしまうと思います。素性が分からない方や怪しい方もいるので注意が必要です。現地人との関わりはもちろん、財閥系企業や国内の有力者ともコネクションを作れると非常に仕事がしやすくなります。
僕たちダンホルはグローバル展開を目指しているので各国で活躍されている事業家の方々と交流を深めていきたいです。視座を高く、常に上を見てチャレンジをしていきますので環境設定にこだわっていきます。

HPリリースのご案内

HPがついにリリースされましたのでリンクを添付しておきます。
随時アップデートしていきますのでチェックしてみてください!
それではまた!!


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