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アナキズムとアントニオ猪木の「馬鹿になれ」

アントニオ猪木の詩に以下のものがある。 馬鹿になれ。 とことん馬鹿になれ。 恥をかけ。 とことん恥をかけ。 かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる。 本当の自分が見えてくる。 本当の自分も笑ってた。 それくらい馬鹿になれ。 詩集「馬鹿になれ」より アントニオ猪木の言葉の解釈は受け手に委ねるものである(映画 「アントニオ猪木をさがして」より)。 この「馬鹿になれ」の解釈を私は難儀していた。 しかし本日読んだ栗原康の「アナキズム」と坂口安吾の「堕落論」に

    • 幸福とは

      禅問答のように答えのでない問の一つに 「人間にとって幸せとは?」 というものがあります。 ハードコアの世界にいる私の独断と偏見に満ちたエッセイみたいなものを書きます。 上記問を考える前にまず 「生きる意味とは?」 という問いを考えてみましょう。 私にとってそれは、ギターウルフのセイジさんが言っていた 「最後に笑う」 ことです。 「最後に笑う」とは、「ある区切りのとこ(最後)に幸せを感じる」と思っています。 つまり、区切りまでのプロセスが辛くて不幸を感じても最後に幸せを感じ

      • パンクがくれた生き方

        パンク(ハードコア)に出会ったのが19歳のときでした。それ以来人生の半分以上ハードコアに夢中になってます。 パンクから学校では決して教えてくれない力強くまた愛に溢れた生き方を学んでいるいる気がします。 特に去年解散した日本のハードコアの重鎮GAUZEから学んだことは多いです。 GAUZEのシンさんは解散ライブのあとの挨拶でこう述べました。 「パンクとは自分に責任を持つことです。」 まさにそうだと思います。 私の生きる指針は 「やりたいと思ったことは妥協なく責任持って納得する

        • SNS社会を生き残れ!(C)テクノロジーと人間の今後のかかわり方

          前回SNSとの付き合い方について書きましたが、言いたいことを詰め込みすぎて逆に伝わりにくくなっているという意見があったので、これから3つに分けて書こうと思います。 (A)SNSから見える人間の持つべき欲求 (B)SNSのあるべき姿 (C)テクノロジーと人間の今後のかかわり方 です。 今回は(C)テクノロジーと人間の今後のかかわり方について書こうと思います。 (C)テクノロジーと人間の今後のかかわり方 私は常々思っていることがあります。それは「リアルがまずあって、テクノロジー

          SNS社会を生き残れ!(B)SNSのあるべき姿

          前回SNSとの付き合い方について書きましたが、言いたいことを詰め込みすぎて逆に伝わりにくくなっているという意見があったので、これから3つに分けて書こうと思います。 (A)SNSから見える人間の持つべき欲求 (B)SNSのあるべき姿 (C)テクノロジーと人間の今後のかかわり方 です。 今回は(A)SNSから見える人間の持つべき欲求について書こうと思います。 (B)SNSのあるべき姿 先日のテレビ番組の最後に上岡龍太郎さんの伝説の番組が紹介されていました(1)。そこでは、「テ

          SNS社会を生き残れ!(B)SNSのあるべき姿

          SNS社会を生き残れ!(A)SNSから見える人間の持つべき欲求

          前回SNSとの付き合い方について書きましたが、言いたいことを詰め込みすぎて逆に伝わりにくくなっているという意見があったので、これから3つに分けて書こうと思います。 (A)SNSから見える人間の持つべき欲求 (B)SNSのあるべき姿 (C)テクノロジーと人間の今後のかかわり方 です。 今回は(A)SNSから見える人間の持つべき欲求について書こうと思います。 近年、木村花さんやryuchellさんといった若い芸能人の自殺が報道され、非常に心を痛めております。その自殺の原因はSN

          SNS社会を生き残れ!(A)SNSから見える人間の持つべき欲求

          SNS社会を生き残れ!

          先日Ishiyaさん(Forward, Deathside)が非常に興味深い記事を投稿されました(1)。内容はSNS社会に対する考えとそこから自分を守る方法です。 私の最近思ったことと非常にリンクしているので、私も思ったことを書こうと思い筆をとりました。 ここでは、(A)人間の持つべき欲求とは(B)SNSに対して私たちの持つべき意識とは、について私の意見を述べたいと思います。 (A)人間の持つべき欲求 近年、木村花さんやryuchellさんといった若い芸能人の自殺が報道さ

          SNS社会を生き残れ!

          大人から子供たちへ原爆の恐ろしさと平和の大切さを伝えるために

          今年、広島市教育委員会の作成している「ひろしま平和ノート」※1から「はだしのゲン」が削除されました。そして、それに関して削除反対、削除賛成の議論が巻き起こりました。 ここでは、賛成反対の議論はしません。 しかし、私が気づいたことは2つあります。1つ目は、新しく教材に選ばれた「いわたくんちのおばあちゃん」が素晴らしい教材であること。2つ目は「はだしのゲン」は原爆の恐ろしさと平和の大切さを伝える素晴らしい作品であり、しかしながらそれに劣らない素晴らしい作品が数多く存在していること

          大人から子供たちへ原爆の恐ろしさと平和の大切さを伝えるために

          防府(山口)印度洋での愚鈍ライブに向けて~Guyショートインタビュー

          広島の老舗PunkレコードショップMisery30周年ライブイベントにて復活した愚鈍。ギターに新たにぐっち(RED in BLUE, YOASOBI サポートギター)を迎え6/25に防府(山口)印度洋にてライブを行う。 その意気込みを愚鈍のボーカルGuyさんに聞いた。(聞き手Dump) Dump(以下 D)「メジャーでも活躍するギターが加入しましたね。」 Guyさん(以下 G)「えのさんが脱退して、最初は四人でやろうと思ってたのね。でも自虐やソウイチ、モッちゃんが作ってきた

          防府(山口)印度洋での愚鈍ライブに向けて~Guyショートインタビュー

          なぜ私が企画Dumpをやるのか?

          なぜ私が企画Dumpをやるのか? 「私はハードコアパンクに命を救ってもらい、そのハードコアのよさを多くの人に認識または再認識してもらいたいから」 私の企画「Dump」は何となくハードコアなイベントであると、vol.1に来てくれた方には、なんとなく理解している方もいるかと思います。 企画の目的やハードコアパンクへの私の思いをこの記事を読んで深めて、今後この企画に来ていただけると非常にうれしく思います。 まず私の企画の目的は、「ハードコアパンクを認識または再認識してもらうこと

          なぜ私が企画Dumpをやるのか?