発達障害者女性の第1歩:理想を掲げたら周囲に歩み寄りたい
昔、勤めていた会社で振り返ればこんなことを言われた。
新型コロナウイルスのワクチン接種をした翌日、副反応で熱が出た。
接種は休日にしたが、仕事がある平日も副反応による体調不良が収まらず仕事を休むことにした。
体調が回復した翌日、職場の臨席だった同僚女性からこんなことを言われた。
「病弱ぶっているの?仕事休むだなんて卑怯者」
驚いた。
この同僚女性は、職場内のいわゆるお局さんで、いつも
「私がいなければ会社は回らないんでしょ?仕事休みたいのに休めない。有休はたまるばかりよ」
ということが口癖だった。
これは勘違いだと思う。
彼女がいなくても職場は回る。
彼女による自身への立場の勘違いが、私の副反応による休暇へのある意味妬みにつながったのである。
でもこれは他人事ではないと思った。
彼女の立場になることだってだれしもあり得るんだ。
自分の理想の立場に固執していると、その理想とは違った世界への思いやりができなくなる。
振り返るとこんなこともあった。
自称恋愛マスターだという今は疎遠になった女性が
「●●ちゃんに男の子紹介したのに、●●ちゃん、嫌だというのー信じられなくない?」
と私に愚痴ってきた。
私は恋愛に関心がないことを豪語しているので
「そうなんだー」と発言をとどめておいたが、
内心
「人の相性の悪さを揶揄するほどの人間なの?あなたは?」
と思ってしまった。
自分の理想の立場に固執していると、その理想とは違った世界への思いやりができなくなってしまう。
理想を掲げることは否定しない。
だが固執するほど理想を追い求めるのは、自分だけではなく周囲の心身が疲れてしまうと思う。
理想を掲げたら、周囲に歩み寄ることは忘れないで生きていきたい。
そう思う今日この頃でした。
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