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怒りとの付き合い方

 こんにちは。

 今日は、仕事をする上で感情を爆発させる上司や同僚とどう付き合っていくのがいいか、と昨日体験したフリーミーティングの話題で上がったので、私が本を読んでなるほどと感じるところを書きたいと思います。

1、相手から怒りをぶつけられた時のNG対処方法

①対抗して相手側にアグレッシブな言い方で怒りをぶつける

 まず、基本的にこちら側も感情的になって逆ギレするのはNGです。基本的に怒って感情を昂らせている相手は、非常に視野の狭い状態で正常に物事を判断できる状態ではありません。そんんな相手にこちら側からの気持ちを思いっきりぶつけようとしても事態は悪化するでしょう。

②相手の怒りをそのまま受け止めて自分の中で不満を溜め込む

 だからといって、相手の怒りを全部受け止めて自分の中でしまうのも良くありません。自分の感情を外に出さないと、心身のバランスが崩れ鬱病の原因を作ってしまいます。

 昨日、記事で取り上げた女子高生シンガーAdoさんの「うっせえわ」という曲の歌詞の最初の部分に「ちっちゃな頃から優等生 気づいたら大人になっていた」という歌詞が増えていますが、自分の感情の表現方法をよくわからない人が若い人に増えているのかもしれません。

 一方で、似たような歌詞で思い浮かんだのは、30年以上前の曲ですがチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄を」です。冒頭の歌詞「ちっちゃな頃から悪ガキで 15で不良と呼ばれたよ」という歌詞。似たような歌詞ですが、前者は優等生後者は不良と、全く相反するものです。

 今は、親や先生の言うことを正しく聞いて優等生と呼ばれる存在になっても、いざ大学に進学し社会に出ようとするときに自分のしたいことがわからない、という人が増えているという記事を読んだことがあります。

 私は優等生ではありませんでしたが、子供時代親や先生に反抗することなく、高校大学まで進学し、大学を卒業しましたが、いざ社会に出ても何をしていいのかわからず毎日怒られモヤモヤした気持ちを抱え込んでいたので自分のことにも通じることのように感じます。

 そして、そんなまま毎日を過ごす中で、自分の感情とうまく付き合うことができず今年「適応障害」と診断されてしまいました。

 似たような経験をお持ちの人も多いと思います。なので、怒りや不快感を自分の中で溜め込んでしまうのもよくないと思います。

③第3者に怒りの感情をぶつける

 怒りの感情も良くありませんが、その怒りの感情をアグレッシブに身近な人や弱い立場の人にぶつけるのもよくありません。

 例えば、DV。相談件数は年々増え続けており、去年は一昨年の11万件→13万件に一気に増加したそうです。コロナの在宅勤務頭の影響も大きいですが、今や大きな問題の一つになっています。

 他には、近年、〇〇ハラという言葉も一気に増えましたね。セクハラ、パワハラ以外にもモラハラ、アルハラ、マタハラ、カスハラなど。今、それだけ自分の感情を第3者にぶつける人が増えていることの象徴でしょう。

 あと、去年の常磐道での煽り運転の事件も第3者にぶつける行動の一つでしょう。被害者の中で事件までのいろいろな背景があり、車の運転という神経を使う行動の中でカチンとくる行動があったのでしょうが、高速道路に車を停車し、車外に出て後続の車の運転手に暴行するという行動は異常です。

 以上、怒りをぶつけられた時のNG対処方法を3つ書きました。近年は、②と③の対処をとる人が増えているように感じます。

 相手に直接怒りをぶつけてもダメ、自分の中に溜め込むのもダメ、第3者に怒りをぶつけるのは論外、となるとどのように対処するのがよいのか考えます。

2、怒りへの良い対処方法

 ここであげるのは、対処方法の1つで絶対正しいとは言えません。本やインターネットで記事をさがし、自分にとって良い方法を実践してみてください。

①自分の怒りを受け止める

 まず、自分の中に沸く怒りの感情を無理に打ち消そうとしないで受け止めましょう。怒りというのは、自然に湧く人間の感情の1つです。怒りが湧かないということは、基本的にあり得ないので、まず自分の怒りという感情を受け止めて、そこからさらに考えましょう。

 第3者に怒りをぶつけるというのは、自分の怒りを整理できないまま行動に移しています。これでは、他の第3者から見ると幼稚な行動に思えるでしょう。

 そして、怒りという感情を受け止めたら次の考えを実践してください。

②アサーティブネスという考え方

 assertiveというのは「断片的な」という意味を意味する英語ですが、ここでは自分の意見を率直に冷静に話す、という意味です。

 相手に自分の怒りを伝えるとき、3種類の伝え方があります。例えば、部下がなかなか仕事を覚えてくれない時

なんでこんな簡単な仕事も覚えられないの→アグレッシブ(攻撃的)な表現

もういいよ、この仕事は自分がやるよ→ノンアグレッシブな表現

この仕事のどの辺がわからないの?→中間的な表現

 この3つの言い方で自分が相手の立場に立ってどう言われるのが1番良いかを考えます。自分の気持ちを率直に反すのであればアグレッシブな表現で伝えたいが、相手の立場に立つと、どこがわからないのか聞いてその点について押してあげるのがいいよねという感じです。 

 この3つだとアグレッシブな表現が1番使用しない方がいい表現のように思えますが、必ずしもそうとは言えません。例えば、工場の作業で従業員が回っている機械の中に手を入れるなどの危ない行動をしているときはアグレッシブな表現で怒鳴ってでも注意する場面です。機械に手が巻き込まれて指を切断ということになれば本人も会社も大変なことになります。

 なので、曖昧な表現かもしれませんが時と場合によると思います。

逆に自分が相手から高圧的な言い方や怒鳴りつけられた時の対処方法です。まず、相手に逆ギレするのは、相手も冷静な判断ができていないので避けるのがいいでしょう。

 その時は、1度相手の怒りを受け止めて、自分の怒りや不快感の気持ちを整理し第3者に伝えましょう。伝え方も感情的にならず冷静に伝えるのがいいと思います。

 第3者に伝えてもうまくいかない時は、その人とは少し距離をとって見るというのも1つの考え方です。

③言い方に気をつける

 相手に自分の怒りを伝える時も相手から怒りをぶつけられその時の気持ちを第3者に伝える時も注意して欲しいのは言い方です。

 相手の人間性や生き方など、相手の基本的な考え方、姿勢を否定する表現は避けるようにしましょう。言われた方も非常に気分が悪くなってしまいますし、関係が修復不可能になる可能性も高いです。自分がそのようなことを言われたら、この人はそんなことを言う人なんだと思い、第3者に言われたことをありのまま伝え関わらないようにするというのもいいと思います。

 怒りというのは人間の自然な感情の1つです。なので、この怒りを整理し相手に伝えたり、第3者に相談するのがいいと思います。

3、まとめ

 以上、怒りとの付き合い方についても記事にしました。怒りとの付き合い方というのもストレスマネジメントとの上で身につけるスキルの1つだと思います。

 この記事のまとめとしては、

・怒りや不快感というのは人間に沸く自然な感情の1つであり、それを押し殺してしまうのはよくない。基本的に外に表現するのが自然な対処方法。

・怒りの感情が湧いたときには、「相手の怒り」と「自分の不快感」という感情を俯瞰的に見つめ行動を起こす。その際、相手の人格を否定するような言葉は絶対に避ける。

・怒りの感情をコントロールできることは、現代のストレスマネジメントの重要なスキルの1つ。

 以上が怒りへの対処方法を記事にしました。私自身、まだまだこの怒りという感情への勉強が不足している宇文もあり断片的な記事になってしまったと思います。仕事でもプライベートでも怒りという感情とどう付き合うかは非常に大事なので日々本やインターネットで勉強していきたいと思います。

 最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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