見出し画像

[見つけられる?]これからのオモロイ[誰かのために]

あんたは何か新しいマンガを読み始めたりしているかい?

マンガ雑誌を買わなくなってからこっち、新しいマンガ作品に出会うチャンスがめっきり減っちまってさ。
たま~になんかのおすすめ記事を見て読み始めたりすることはあるんだけれど、めちゃくちゃ珍しいパターンなんだよな。

そんな中で、たまたま目に入ったマンガがあったんだ。

ジャンプ+の作品なので、誰でも全話無料で読めるからよかったら読んでみてほしいんだけれど、このゴダイゴダイゴがなんとなくオモロイんだよ。

そう。なんとなくなんだ。

今回はマンガのオモロイがなんなのかって考えてみる回だ。

ちっと俺たちの中にある感覚と向き合ってみるかい?


ゴダイゴダイゴというマンガ

たぶん知らないヒトもいると思うから、簡単にゴダイゴダイゴというマンガについて紹介しておこう。

ものすごいざっくり言うと、才能を持っているヒトは巨人になれる(巨人になったらなりっぱなし)という世界観で巨人のオッサンが活躍するマンガだ。
※ちなみにもう完結しているから、安心して最後まで突っ走って読めるぜ。

わりとユニークだと思ったのは「意思を持って巨人になる」という決断と努力によって巨人になれるという設定。

巨人になると食費とか生活費がベラボーにかかるので、ヒーロー活動なりで生活費を稼ぎ続けないとどうにもならない。

描かれてはいないけれど、たぶん巨人になってご老体となってしまったら、絶対に年金だと暮らしていけないだろうなぁ。
※主人公は物語序盤であまりにも稼ぎが少なくて一日のトイレの回数まで制限されている。

そんな過酷な人生を自らの意思で選んでるわけよ。

俺がオモロイと思ったところ

俺がこのゴダイゴダイゴというマンガでオモロイと思ったのは、徹底的に「誰かとのつながり」ってのを描いているところだと思うんだ。

主人公は助けたヒトとつながり、商売敵である別の巨人とつながり、あまつさえ敵である怪獣ともつながる。

その都度、怪我をおったり、心に来るようなことを言われ続けながらね。

そして、そのつながりが力をもったとき、その力を誰かのために使う。
そんなヒーローの物語なんだ。

このつながりをだ。
オッサンになるまで大切に積み上げて、そして誰かのために動く。
そんなところがオモロイと思ったんだよな。

今までのオモロイ

そう考えてみると、今までに見たマンガでオモロイと思ったものって結構高確率で「誰かのために」って動くキャラクターが出てるんだよな。

幽遊白書だって、めちゃくちゃ身勝手な動機で動いているように見える主人公でも、父親の墓前で泣いてくれているやつらを見て心のそこから喜んだりする。
昔のマンガなんて、ホントにヒトか?ってくらい自分のことを度外視してつきすすむキャラクターのオンパレードだ。

ゲームでも俺の好きなというか、人生を変えたと思っているガンパレードマーチなんて、「我らは自分の好き勝手で世界を救うのだ」なんて言い切るやつらが出てくる。

こういう誰かのために動くってのが俺の心を揺り動かしてきたんだよな。

これからのオモロイ

でね。

俺のこれから出会うオモロイはどういうものなんだろうって考えるわけよ。

たぶんだけれども、「ヒト」というものが中心にあるものが俺の心を動かすってのは変わらないと思う。

ただ、そのオモロイに俺がどうやって触れることが出来るのか。

こいつはもぉ、運でしかないよな。

ぶっちゃけすべてのマンガやアニメや小説といった物語を味わうことは物理的に出来ないわけだから、どうしたって選択ってのをせざるを得ない。

しかも自分の目についたという偶然の一覧の中でだ。

そして味わった物語の中から「新しいオモロイ」を見つけていくんだろう。

鬼滅の刃からは母性的な優しさというオモロイを見せてもらった。
進撃の巨人からは父性的な優しさというオモロイを見せてもらった。
彼方のアストラからはリーダーとしての優しさというオモロイを見せてもらった。

なあ、あんたはどうだい?

今までとこれから。どんなオモロイを期待する?

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?