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あの頃の心を取り戻す映画

あんたは劇場版アニメーションって好きかい?

俺は、わりかし好きだとは思うが、それでも見るものは限定されてくるんだよな。

で、今回見たのはこれだ。

まあ、例によって俺の固定化された趣味が形になったようなチョイスだな。で、この映画を作品の聖地、新宿で見てこようってスンポーだな。

こんな感じで、歌舞伎町のいたるところにシティーハンターコラボで染まっていた。さすがは地元ってやつだな。

もはや、シティーハンターとは何の関係も無いように思われる天下一品ですらコラボ。いやはや、スゴイ熱量だな。

銀だこもコラボ。うむ、とりあえずノリだな。こりゃ。

で、映画の中身なんだが、例によってネタバレしないで感想だけ伝えてみようと思う。だから、これから見ようってあんたも、安心して読んでくれよな。

今回の映画だが、完全に想定通りのシティーハンターだった。なんと言うか偉大なるマンネリズム。まるで寅さんを見るような安心感すらそこにはあった。

冴羽獠と槇村香の関係性も、海坊主と美樹との関係性も、まったく期待を裏切らない。何も足さない。何も引かないシティーハンター。それが俺の感想だ。

アニメの主題歌、挿入歌は当時の同じアレンジでそのまま使われ、当時の感覚をまるでタイムスリップするがのごとく、俺たちの中に再現してくれた。

何もかも皆懐かしい。そんなセリフで心を満たしてくれる映画だった。

そして、エンディングの曲が流れ始める。まずははずことの出来ないGetWild。
俺たちの青春がその曲には詰まっているんだよ。

そして、以外にも俺の心に刺さったのはその次に流れてきた曲だった。

still love her

この最後の歌詞が俺を貫いた。

時が止まったままの 僕の心を 2階建てのバスが追い越していく

まさにこの映画を見ている俺の心は時が止まったままだった。2階建てのバスは今の日常だ。

この映画は、あの頃の俺たちの心を俺たちの今に届けてくれた。

明日から、また頑張ろう。

あんたは、あの頃の心を覚えているかい?

もし思い出したくなったのなら、この映画はおすすめだ。

心を取り戻してくれる映画ってのはそうあるもんじゃないからな。

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